固形チョコとミルクで作るこの飲み物は、健康にもいいし体が一瞬のうちにホカホカ。こってりした濃厚な味がパリジャン、パリジェンヌのお気に入りのようです。
似通った味のココアは、粉末チョコを使用するので味が薄めです。
ホット・チョコレートはフランス語ではショコラ・ショ。
抹茶やアイスクリーム、ホイップクリーム、ナッツなどを加えたのもありますが、私は純粋なショコラ・ショが好き。
心を誘うホームメイドのホット・チョコレートの宣伝。 秋のパリにぴったり。 |
それを
第一説 コロンブスがスペインにもたらす。
第二説 メキシコ高原のアステカ帝国を征服したコルテスが
本国スペインに紹介。
いずれにしても、ヨーロッパで最初にチョコレートが登場したのはスペイン。
1615年、スペイン王女アンヌ・ドートリッシュが国王ルイ13世と結婚したときにフランスに持参。
続いて、ルイ14世と結婚したスペイン王女マリー・テレーズ・ドートリッシュが、チョコレートを飲む習慣を宮廷に広める。
ルイ13世と結婚したアンヌ・ドートリッシュ。 |
ルイ14世とマリー・テレーズ・ドートリッシュの結婚式。 1660年6月9日。 |
ルイ15世はプライベートキッチンでショコラ・ショを自分で作っていたほどの愛好家。
国王のレシピは・・・・
お湯と同じ分量の固形チョコを入れ弱火でゆっくり溶かす。
飲む直前に卵の黄身を入れ、沸騰しないように気を配りながら弱い火にかけ、かき混ぜる。
マリー・アントワネットが1770年に王太子、後のルイ16世に嫁いだとき、自分のチョコレート職人を来させます。その職人によって新しいレシピが生まれ、オレンジの花やアーモンドが加えられます。
国王一家を模倣して貴族たちも愛飲するようになり、やがて国民の間にも広がっていったのです。
古き良き時代から、特にご婦人に愛されていたショコラ・ショ。 |
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