2018年6月20日

パリ・京都友好同盟60周年記念

2018年はパリと京都が友好同盟を結んで60周年記念の年だそうです。
それをお祝いする式典が、6月19日夕方、パリ市長舎で行われました。

シャンデリアと天井画が豪華な間で、パリ副市長、門川大作京都市長のご挨拶でセレモニーが始まり、その後、力強いお能を鑑賞。

これほど近くでお能を鑑賞するのは初めて。
お囃子を耳にするたびに、こうした文化を保つ日本を誇りに思います。

舞台の上ではなく、客席と同じ高さでしかも身近なので、迫力がぐんぐん迫ります。お囃子が続く中、コシノジュンコさんのショウがそれに続きます。

お能とコシノジュンコさんの作品が見事に融合していて、少しの違和感もない演出が見事。京都ならではの雅の世界が展開され、夢の世界にいるようでした。

お囃子が続く中、
コシノジュンコさんのコレクションが披露されます。
鮮やかな色、大胆なライン。
個性的なヘアスタイル。

皆、言葉を失って見入ります。
羽衣を思わせるアイディアが素晴らしい。
日本の伝統と現代性の融合が見られます。
一番インパクトがあった作品。
圧倒されます。
お能の衣装も手掛けるコシノジュンコさん。
多才ですね。
フィナーレもまた独特。
コシノジュンコさんがひときわ大物に思えました。
感動的なショウが終わってすぐに、
高田賢三さんとお祝いの言葉をかけました。

「ジュンコ」「ケンちゃん」と呼び合うお二人は
ほんとうに仲良し。

その後は祭典の間に移動し、そこで木寺昌人駐仏日本大使のご挨拶。それに続くのは迫力満点の太鼓の演奏。
体の全細胞に届くようなパワフルな演奏。

日本酒、シャンパーニュ、ワイン、天ぷら、洋風おつまみ。
どこまでも友好ムードが広がります。
この日のために京都から大勢の方々がいらしていて、
優美な着物姿を見せていました。

パリで味わう京都の文化。二つの都市の全く異なる伝統の組み合わせが素晴らしく、久しぶりにかなり感動しました。