若い頃のココ・シャネル。 |
ココ・シャネルが帽子専門店「シャネルモ―ド」をオープンしたのは1910年、カンボン通り21番地でした。日の出の勢いで大成功をおさめた彼女は、1918年には31番地の建物全体を購入。洋服、香水、帽子、アクセサリーなどを取り扱うブティックを開き、その階上を住まいとしていました。その部屋は現在もシャネルが使用していた当時のまま保存しています。
87歳のシャネル。 自立心を持ち、人生を自ら力強く生き、 それでいて常にエレガントに装っていたシャネルは、 今でも世界中の女性たちに多くの影響を与えています。 |
そこからサントノレ通りに向かう地にある3つの建物をつないで、今回の新しいブティックが生まれたのです。
17、18、19世紀に建築された、異なる様式を損なうことなく誕生したシャネルは、今の時代に即したピュアなラインと色合いで、店内には清々しさが漂っています。
アーティストの偉大なメセナでもあったココ・シャネルに敬意を表して、コンテンポラリーアーティストの数々の作品が飾られているのも興味深い。それらが18世紀の階段と美しいハーモニーをかもし出しているのは、さすが、歴史、芸術に深い造詣を持つ建築家ピーター・マリノならでは。
サントノレ通りから見たシャネルのニューショップ。 右角を曲がるとカンボン通り。 |
住所はカンボン通り19番地ですが、ブティックはサントノレ通りへと続いていて、3 フロアーに及ぶ1500m²という広さ。気軽に入ってショッピングを楽しめるのがとてもいい。
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