2019年6月20日

グラン・パレ 月の展覧会

人類が初めて月面着陸を実現したのは1969年7月20日。今年50周記念を迎えました。アメリカの宇宙飛行船アポロ11号が打ち上げられ、月の表面を最初に歩いたのはアポロ11号船長ニール・アームストロングで、月面着陸用のイーグル船パイロット、エドウィン・オルドリンがそれに続きました。その間、司令船コロンビアのパイロット、マイケル・コリンズは月周回軌道で待機していて、この3人の宇宙飛行士によって世界を驚愕がさせた、20世紀最大の偉業が成し遂げられたのです。

50周記念を迎えた今年、各国でイヴェントが開催されていますが、パリのグラン・パレでも充実した内容の展覧会が行われています。貴重なオブジェ、書物、写真、絵、彫刻など宇宙開発にさほど興味がない人も十分楽しめます。
7月22日まで。

月面着陸50年記念の展覧会開催中のグラン・パレ。
偉業を伝える当時の新聞。

アポロ11号の宇宙飛行士が使用していたオメガの腕時計。

木製の宇宙船模型。
16世紀の宇宙に関する本。

会場内は宇宙一色。夢が大きく広がります。
ガリレオが愛用していた望遠鏡の19世紀のレプリカ。

フランスの画家ギュスタヴ・モロー作の「オリーヴ山のキリスト」
幻想的な月の明かりがいかにもモローらしい。

18世紀の天文時計。
17世紀の無原罪の聖母マリア像。
インカの月をテーマにしたシルバーの宝飾品。