インパクトある靴で個性的な女性に圧倒的人気があるクリスチャン・ルブタン。コロナ問題がおきるまで、連日行列ができるほどでした。そのルブタンの大きなブティックが、真夏にサントノレ通り400番地にオープン。というより、以前あったエリゼ宮殿近くからヴァンドーム広場により近い場所に移転したという方が正しいかも。
サントノレ通り400番地の クリスチャン・ルブタンの新しいブティック。 |
新しいブティックは3階建てで、1階、2階は女性専用で3階は男性用。床も壁も階段さえもすべてクリスチャン・ルブタン・カラーの赤。そうでなくても鮮やかな赤が刺激的なのに、クラフトペーパーで作った大きなアビシニアンのトラや、タイの象、マダガスカルのお猿さんたちがあちらにもこちらにも見え、エキゾチックな世界に飛び込んだような錯覚を起こします。
ユニークなこのブティックでは、靴はれっきとしたアートであることがわかります。独創的なデザインも大胆なカラーコーデも、そのままオブジェとして飾っておきたいくらい芸術性が高い。
パリで開催された靴の展覧会に出品された ルブタンの驚異的な靴。 |
レッドソール(赤い靴底)が大きな特徴になっているルブタン。たしかに見えないようで見える靴底にまで気を配るのは、ひと味異なるおしゃれをしたい女性に欠かせない。歩くたびにかすかに見える靴底。それが深紅だから、後ろを歩いている人にドキッとする刺激を与える。まるで大切な秘密をちょっとずつ披露するようで、心に楽しみが生まれるはず。
ルブタンの靴のもうひとつの特徴はヒールが高いこと。そのために足の甲から踵にかけて長いラインが描かれ、脚が長く見えるのです。これこそ女性が理想とすること。だから行列ができる人気なのです。でも、お値段もヒールも高いのが悩み。クリスチャン・ルブタンの靴を履く喜びを味わえる日が、私にもいつか訪れるのでしょうか。
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