2025年4月5日

華やぐパリ・デザイン=アート展

 

快晴が続き、木々が若葉を誇らしげに見せる爽やかな気候の中で、
恒例のパリ・デザイン=アート展を開催中。
インテリア大好きの人にとって、待ちに待った催しとあって、大賑わい。

今回は特に照明器具が目立ち、いかにフランス人が明かりに気を配り、重視しているか、伝わってきます。全体的にコンテンポラリーな作品が多く、あちらこちらのブースで商談している姿を見かけました。外国出展者も多く、それだけ変化に富んだアートに触れることが出来、感性がおおいに刺激されました。訪問者もオシャレで、エレガントで、礼儀正しく、大変心地よいアート展。

アッと驚くほどの天井への反射が印象的。
フランス人が数世紀もの長い間、重視している左右対称。
その中央で、コンテンポラリーな作品が、現代の息吹を放っています。

脚に特徴がある家具。
エキゾチックな雰囲気がいっぱい。

フランス人がもっとも好む、
ルイ16世様式の影響が見られるテーブル。

ドラマチックな色とフォルム。かなり個性的。

薄い木の皮を微妙なテクニックで実現した
独創的なコンソール。

高価なジュエリーを散りばめているような、ゴージャスな家具。
これにあうのは、やはりシャトーとか広いリビングでしょうか。

見ているだけで楽しい電気スタンド。
これを囲んで会話がはずむこと間違いなし。

インテリア展でオシャレな女性を見かけるのも楽しい。若い女性は圧倒的に黒。
パリジェンヌはインテリアが一番重要で、服装はその次。
日々の生活を美しくするために、住まいにお金とアイディアと時間をたっぷりかけます。

ステキなステキな二人のマダム。
きっと、自宅のための家具とかオブジェを見にいらしたのでしょう。

2025年4月3日

パリの犬たち 261


夏時間になり、一時間早く起き、気温も上がり春の気配があちこちに感じられるこのごろ。
誰もが待ち構えていたようにダウンコートから軽いコートかジャケットに衣替え。ワンちゃんも同じ。目が覚めるような鮮やかな服を着たワンちゃんに出会い、思わず歓声をあげてしまいました。
個性的な服のワンちゃんを見つけて、
思わず走りより、バッチリ写真を撮らせてもらえて、
とっても嬉しかった快晴の日。


顔も体も何となく気品がある。
歩道のシルエットも絵になる。

だけど、かなり凝ったお洋服。どうやらツーピースらしい。材質も良さそう。
きっと、広いアパルトマンに、優雅に暮らしているのでしょうネ。


2025年4月1日

パリジェンヌが一番好きな色は、黒

 パリの女性たちがもっとも好きな色は、季節を問わず、年齢を問わずに黒。しかも、アクセサリーをつけずに、黒だけというのが圧倒的に多い。それは、街中でも、レストランでも、ソワレでも同じ。ココ・シャネルが語っていたように、多くの人がいる中で、黒い装いの女性が圧倒的な注目を集める。

たしかに、黒には、顔も体も引き締め、引き立たせるマジックがある。絶対的な存在感がある黒は、デザインがいかなるものであっても、際立つエレガンスを放つ。どのデザイナーも黒を使用することを躊躇していた時代に、シャネルはリトルブラックドレスを発表し、世に衝撃を与え、街中でも着れる色にしたのだから、やはり、彼女の業績は革命的。

イヴ・サンローランも黒をこよなく愛したデザイナー。彼の黒のタキシードは、女性に男性に負けない権力、強さを与え、究極のアイコンになっている。そこには、時空を超えるフランスのシックがまばゆいほど輝いている。

絵のような光景。
ノーブルな黒一色を着こなすステキなパリジェンヌ。

日常のさりげない動きにも、
黒がエレガンスを放ちます。

ヤングジェネレーションも黒を愛用。
オールマイティの黒は、
昼も夜もパリジェンヌたちの心をとらえています。


黒のコートと黒のバッグ。
ベージュ色の建造物が立ち並ぶパリに、
シックな装いはぴったり。

若々しいコーデ。
ブランド品にこだわらず、自分の感性で魅力的な装いをするのが、
本物のパリジェンヌ。このマドモワゼルのように。