2014年11月8日

もうすでにクリスマス


デパートのウインドーは夢の小国
ギャラリーラファイエット・デパート

毎年クリスマス装飾が早くなるパリ。
今年はすでにすっかりクリスマス。

特にデパートは
早々とウインドーの飾り付けをして、
人々の注目を浴びています。

赤が多いのが目立ち、これは、やはり、景気がよくない証拠かな、などと思いつつも、
ついつい気をひかれて見入ってしまう単純な私です。
オ・プランタン・デパート

それにしても
魅力的な品があちらにもこちらにもあって、
ウキウキ、ワクワク、ドキドキ。

やはり祭典はいいですね。
クリスマスはまだまだ先なのに、
すっかりムードに酔っています。

2014年11月7日

文化遺産国際サロン、20周年記念

共和国親衛隊の力強い演奏による
サロン開幕。
フランスは文化遺産を大切にしている国で、それを守り続けるために、莫大な費用をかけて維持や修理を行なっています。
私の一番のお気に入りは
8世紀前と同じ方法で作成した、
この聖ルイ王のバイブル。

幾世紀もの歴史を刻む建造物や家具は、当時と同じ手法で修理を行なわなければならない。
そのためには、それを継続する必要がある。
伝統をしっかり守る精神も持ち合わせるフランスには、そうした仕事に従事する人が多いし、会社も多い。

それを広く知って欲しいという目的で生まれたのが
このサロン。今年は20周年記念ということで、文化大臣もお迎えしてひときわ華やか。

ルーヴル美術館の地下の一角にある大きな展示会場で、まず、フランス共和国親衛隊のファンファーレが響き渡り開会を告げました。華麗なユニフォームに身を包んだ凛々しい男性の演奏は本当に素晴らしい。

会場はワインやシャンパンを手にしながら談笑する人でおお賑わい。
皆さん熱心に見ていました。
古文書、年代物の家具やステンドグラス、彫刻の修理、あるいは複製をする人のブースがずらっと立ち並び、何時間あっても見切れない。

特に私が気に入ったのは、
昔風に作った本。
高いのは2万ユーロだというから、とても手が出ない。
でも、見ているだけで大満足。
いいひとときでした。

2014年11月3日

仮面舞踏会

パリならではの大人の世界。
久々の仮面舞踏会がパリのある旧貴族館で開催され、浮き浮きしながら友人と出席。
こうしたソワレでは、出席する人がどのようないでたちか、
それを見るのも大きな楽しみ。

仮面舞踏会にふさわしい姿で
親しい友人と出席。
パリっ子はアイディアが豊富だし、個性的だし、勇気があるから、それだけに絵になる。
仮面舞踏会の発祥地はヴェネツィアで15世紀のルネッサンス時代。その後、ヨーロッパ諸国の宮廷に広がり、現在も引き継がれいるのです。

この夜、エントランスを入ったホールで、お祝いの場に欠かせないシャンパンでカンパイ。その後、貴族的雰囲気が漂う分厚いカーペットを踏みしめながら2階にのぼり、絵やタペストリーが飾られた広いサロンに入ると、もうそこは別世界。

皆、思い思いの仮面をつけ、ソワレにふさわしい服装で、軽快な音楽に乗って、体を軽やかに動かしている。ワインやシャンパンを片手にしながら踊っている人もいる。赤、ブルー、ムラサキなどの光線が華やかに飛び交い、笑い声が跳ね、極上の時間を最大に楽しむ。軽快な音楽が途切れることなく聞こえる。
何だか夢の世界にいるみたい。
仮面で顔が見えなく、誰が誰だかわからないのがいい。そういえば、マリー・アントワネットもフェルセンと仮面舞踏会で出会ったのだった。などと思い出すと、会場が旧貴族館ということもあって、何かいいことが起きそうな感じ。

結局そういうことはなかったけれど、パリならではのステキなソワレを満喫しました。

2014年11月1日

ルノートルのギャレット・デ・ロワ

ジャン・コクトーに
ちなんだ太陽のフォルムの
ギャレット・デ・ロワ

新年にいただくフランス独特のお菓子はギャレット・デ・ロワと呼ばれ、トラディショナルなのもあるし、アーティスティックなのもあり、見ていてとても楽しい。

そうした中で注目されているのが、年毎に変化ある新作を発表し、楽しみを味わわせてくれるルノートル。何と、早くも、2015年用を発表しました。

今年2014年は多彩なアーティスト、ジャン・コクトーが没して50周年なので、それにちなんで
テーマはジャン・コクトー。
彼のアソシエーション会長を務めるピエール・ベルジェの理解と協力のもとに実現したのです。

フェーヴもコクトーの
作品からの発想。
そのお披露目はセーヌ左岸の旧カテドラル内。
なぜカテドラルなのか、それにはわけがあります。

南仏のマントンはジャン・コクトーがこよなく愛した街。そこには彼の立派なミュージアムがあるし、マントン市役所の「結婚の間」に、それはそれは見事な壁画を描いたのです。
多くのカップルが将来の誓いをたてる、教会の役目を果す神聖な場。

そのためにジャン・コクトーのエスプリを生かしたギャレット・デ・ロワの発表の場を、旧カテドラル内としたのです。さすが本物志向のベルジェ。

マントンといえばオレンジとレモンが特産。
とういうことで、ギャレットにはその二つのフルーツがたっぷり入っていて
フルーティで甘美。

にこやかなふたりのシェフと。
ギャレット・デ・ロワの中にはフェーヴという陶器のオブジェを入れますが、
それもまたジャン・コクトーの絵からの発想。

会場のいたるところに彼の作品が展示され、ジャン・コクトー一色。
アートを異なった方法で味わえた幸せな日でした。

パリは本当にいろいろあっていい。
毎日が祭典です、などどとまた言いたくなります。
パリのエスプリあふれる演出が素晴らしい。

2014年10月28日

パリの犬たち 15

バスに乗るときには・・・
ハーイわかってま~す。
だからちゃんとバッグを用意してきたの。
右のルイ・ヴィトンのマダムが私のママン。
ワタシたちそろってお洒落なのヨ。ステキなコンビでしょ?

2014年10月24日

ルイ・ヴィトン財団美術館

一見、巨大な船のような
ルイ・ヴィトン財団美術館

ブローニュの森の中に、ルイ・ヴィトン財団美術館がいよいよ完成。

フランス一の大富豪ベルナール・アルノーが会長を務める、大企業グループの計画であるからには、破格なものに違いないと前評判が高く、しかも奇妙な建造物を世界のあちらこちらに実現している、話題のアメリカ人建築家フランク・ゲーリーに設計を依頼したことで、ますます関心をひいていた美術館。

はやる心を抱えながら訪問すると、
噂の通り不思議な建物。

知り合いのドイツ少年たちと。







ヨットの帆からヒントを得たという、曲線を描くパネルが複雑に絡み合っているのです。しかもそれがガラスでできている。でも複雑すぎて何がナンだかよくわからない。

見方によっては雲のように見えるし、遠くから見ると帆を張ったまま動いていく巨大な船にも見える。こんなことを言ったらアルノーやゲーリーに怒られるかもしれないけれど、どこか見知らぬ惑星から、見知らぬ乗り物が森の中に降り立ったみたい。

それにしても何と大胆な建物。これが現代というか未来というか、とにかく尋常の感覚では理解しがたいかも。

大きな魚の体の中に
いるようにも思える。

美術館というと、頑丈そうな壁に四方を守られているのが多いけれど、ルイ・ヴィトン財団美術館は、各階に行く階段が吹きさらしの中に、つまり戸外にあるように思える。それも多分ガラスが多く使用されているので、そうした錯覚を起こすのでしょう。

つまり、美術館内にいるようでありながら、そうではなく、その周囲を囲む外の緑や空と一体になっているような印象を持つのです。
中にいる限りでは、船の帆ではなく、雲の下にいる感覚の方が強い。

いたるところから見える外の景色がまた素晴らしい。

オープニングはオランド大統領出席のもとに行なわれ、単なる企業グループのメセナではなく、パリの、フランスの誇りとなる美術館である印象を与えました。
テラスがいたるところにあり
絶景も楽しめます。

住民の反対にあって、一時期工事がストップしたこともあるけれど、今後は名所として多くの訪問者を迎えるでしょう。

「ルイ・ヴィトン財団美術館」というバス停まで誕生し、足の便まで考え、しかも実現したのはやはりアルノーならでは。

27日から公開です。


2014年10月22日

コラムが始まります

夕日の中の美しいパリ

朝日新聞土曜版beに、
コラムを書くことになりました。
4人が交代で土曜日のコラムを担当するので、
一ヶ月に一回ずつとなります。

すでにこのコラムは始まっていて、
私は10月25日の土曜日からスタート。
「川島ルミ子のパリ発 現在・過去・未来」
というタイトルで、
パリの様々な様子をお伝えします。


黄金色に輝くオペラ座の彫刻
長年住んでいる
大好きなパリは、
書ききれないほど豊かな話題に満ちた街。
この機会に、より多くの方々にパリの魅力を
知っていただけたら嬉しいです。

朝日新聞土曜版beは、日々の生活に役立つ内容が多く、とても有意義で参考になります。
ということで、私も大ファン。
皆様も楽しんでください。

コラムのお陰でパリの見方も変わりそうです。