2015年3月13日

パリの犬たち 25

待てど暮せどパパが戻らない。
「ここで待っているようにってパパが言ったけれど
ちっとも戻ってこないね」
「ウン、どうしたのかな」
「そこから中の様子見える?」
「ううん、ぜ~んぜん見えないワン」
「ナニがあろうとここで待つほかない」
「あっ、足音が聞こえる。もしかしたら!」
「良かった! パパだ、パパだよーッ!

2015年3月11日

ディオール、ショーの後で・・・



アブストラクトな作品が多かった
ディオールのコレクション
軽快な音楽が流れる中をマヌカンたちが足早く歩き、あっという間にショーが終わってしまうパリコレ。
とても作品を一点一点細かく見ることは出来ない。大まかな傾向はわかるけれど、その裏に何があるか、知りたいもの。
素材は何か、刺繡やカットのテクニック、裏地やプリーツなどのきめ細やかさも見たい。マヌカンがショーで手にしていた愛らしいバッグを開けて中を見たいし、目眩をおこしそうなほどヒールが高い靴も近くで見たい・・・

ディオール本社でじっくりと
コレクションを観賞。
ディオール・ジャパンの伊藤英恵さんと。
そのために数日後にショールームを設け、説明を聞きながらじっくり観賞できるのは素晴らしいアイディア。ディオールのコレクション発表は3月6日。そして10日に本社に設けた特別ショールームで、手で触れたりしながらじっくり見る喜びは格別。

何人もの美人の丁寧な出迎えを受け、クリスチャン・ディオール本人が使用していた階段を通り、階上でプレスの人がにこやかに迎えてくれる心地よさ。その上、上質のドリンクやスイーツを勧めてくれるのはイケメン。
誰も彼も感じがよくていつまでもいたい気分。
クチュールメゾンならではのひとときです。

2015年3月10日

カルティエ、新作品ご披露


凱旋門近くの展示会場に
並ぶ新作品。
ファッションウィーク中のイヴェントは宝飾店の新製品発表もあり、ひときわ豪華です。

時代を先取りする老舗カルティエは、「パリ ヌーヴェル ヴァーグ」シリーズの新作品で、パリの素晴らしさを貴石で華やかに表現しています。

長方形の展示台にパリの主だったモニュメントが描かれ、そこにデイタイム、ナイトタイムなどテーマごとにジュエリーが展示されていて、とてもわかりやすい。

パリの今を象徴する、錠前が付けられた橋を
イメージした作品。
昼間と夜で身につけるジュエリーを変えるのは、いかにもお洒落なパリジェンヌらしい。服を着替えるのと同じ感覚で変化をつけると、人生を二倍楽しめる感じ。

今回の作品で私が一番気に入ったのは、錠前がびっちり付けられているパリの橋にインスパイアーされたネックレスとブレスレット。カルティエが作るレースのような繊細な橋はピンクゴールド。そこにかかる錠前は、アメジスト、アクアマリン、トルマリン、ダイヤモンドなどで豪華でチャーミングで楽しさもある。
このような、今のパリを象徴する画期的なアイディアが、何と素晴らしいこと。

こうした発想にカルティエの革新性、独創性がはっきり表現されていて、さすが老舗と関心しないではいられない。
このような思い切った作品を見ると、ジュエリーの創造に限りがないことがわかります。

パリのエスプリたっぷりの「パリ ヌーヴェル ヴァーグ」。それを身につけた瞬間から、パリジェンヌになれそうな気分。

私たちも負けずにヌーヴェル・パリジェンヌ。
左からカルティエ・ジャパンの小野さん、25ans の長井さん、私、25ans の三浦さん。

2015年3月9日

松永貴志さんのコンサート

左から藤原圭子さん、私、鈴木庸一駐仏日本大使、
松永貴志さん、カーシャさん、鈴木隆子大使夫人、藤原邦一さん。
若干29歳で「鬼才ピアニスト」「天才ピアニスト」の名声を博している松永貴志さん。彼のコンサートがパリ日本文化会館で、3月6日と7日の二日間に渡って行われました。

舞台の上にはグランドピアノが一台。
そこに向かって足早に歩き、椅子に腰をおろしたかと思うと直ちに指が動く。
演奏を始める前に呼吸を整えたり、ちょっと間を置く人がほとんどなのに、松永貴志さんは間髪入れずに演奏開始。それだけで只者でないことが伝わります。

演奏が進むに連れ、ピアノが彼の体の一部、延長のように思えてくる。
爽やかな人柄にふさわしい、爽やかな演奏。
指の動きは目で捉えられないほど早く、確実で、神業としか言いようがない。

東日本大震災チャリティコンサートを自ら企画し、情熱と愛を込めて実施しているヒューマニストでもある。日本の未来に明るさを感じさせるパワーも持っている。
作曲家、ピアニスト、編曲者。いろいろなタイトルがあるけれど、彼の今後の抱負が素晴らしい。
それは・・・・秋になると一部が分かります。今からとても楽しみです。

2015年3月6日

アルマーニのパーティー

新作のバッグ。
これはルクレルール限定版。

新作のファッションが披露されるファッション・ウィークに合わせて、いろいろなイヴェントがあるパリです。

そのひとつが、セレクトショップ「レクレルール」でのアルマーニのバッグ「ル サック オンズ」発表パーティー。
招待されるのはファッション関係の人だけあって、ひときわ華やか。皆、顔見知りだから和気藹々。

ジョルジオ・アルマーニがメゾンを創立して今年で40周年だそう。
これはすごいことです。
創立者が今でも現役で活躍しているのは、
非常に貴重なことだからです。

アルマーニ ジャパンの
山路由美さん。
日本が大好きのアルマーニ。
独特の色合い、フォルム。
アルマーニの素晴らしさは、見ただけで彼の作品とわかること。
イタリア人でありながら、パリのシックを身につけ、それを作品で表現していること。

今回のバッグもいかにもアルマーニらしく、大人のエレガンスがあっていい。
パリでは「レクレルール」のみで販売する限定版もあって、話題になりそう。
サイズも3種類あって、着物にもぴったりのもある。

ちなみに「ル サック オンズ」はフランス語で「Le sac 11」。
アルマーニのバースディ7月11日とミラノ本社の番地から、11をバッグのネーミングにと彼が希望したそう。
そういう意味でもアルマーニにとって格別の思いがこもっているのでしょう。

この日は他にもレセプションがあり、忙しいファッション・ウィークの始まりです。
まだ寒いパリですが、それも一挙に飛んでしまうにぎやかさ。

2015年3月4日

パリの犬たち 24

ナニをして欲しいの? できるだけ希望をかなえるから遠慮しないで打ち明けて。
エッ、ナニ? よく聞こえなかったからもう一度言ってね。

あ、お座りね、お座りしなさいって言ったのね。
ハイハイ分かりましたワン。
でも、どうしてこんなことしなくてはいけないの?

2015年3月1日

夢があるパレ・ロワイヤルのメトロの入り口


このメトロのエントランスは、皆さんも、もう何度も写真で見ているでしょうし、私も数え切れないほど実物を見ています。
2000年の創作というからには、15年も経過している。
それなのに、今でも見るたびに新鮮で、はち切れそうな楽しさが体の隅々まで広がります。

特に晴天の日に、陽光を浴びてキラキラと煌くと、大きなジュエリーかと思うほどゴージャス。

「夢遊病者のキオスク」と呼ばれる、このガラスとアルミニウムの作品は、暗い地下のメトロから、地上の光の世界に出て行くことの喜びを表しているそう。

そう思いながら見ると、喜びが様々な色を浴びて飛び跳ねているように思える。
ここは夢がある小さな空間。
このような場所が旧建築の真ん中にあるなんて、お洒落。
何てステキなパリ。
明日もまた行って、このベンチに腰かけて目を閉じて、夢の世界を歩こう!!