2018年10月16日

ユネスコ本部で「日本へのクリエイティヴな旅展」

パリのユネスコ本部での「日本へのクリエイティヴな旅展」は、日本への関心、理解を確実に高め、その効果があって日本への旅行者が増えているようです。今年その3回目を迎えテ―マは食文化とあって、さらなる興味を掻き立てています。

毎年、複数の地方都市を選んでそれぞれの歴史、文化、代表的産物などを分かりやすく紹介しますが、フランス人だけでなく、パリに滞在する外国人、あるいは日本人も学ぶべきことが多い展覧会です。

ユネスコ本部の展覧会入り口の雅な装飾。
ここから魅惑的な日本が始まります。

オープニング・セレモニー開始を告げる力強い和太鼓の演奏。
インパクトある剣道の実演。

オープニング・セレモニーは10月15日夕刻に行われ、和太鼓の勢い良い演奏で始まり、関係者のご挨拶、鏡開き、試食、試飲で熱気に包まれ大盛況でした。


この展覧会のために毎年パリにお出でになる
木曽元ユネスコ大使と陽子夫人、
そして友人の節子さんにお会い出来るのも大きな楽しみ。
日本を味わいながら会話が弾みます。

来年は私も和服にしようかしらと、
おふたりのお着物姿にうっとりしながら思いました。


トラディショナルなお茶室。

コンテンポラリーなお茶室。
にぎり寿司もあれば海苔巻きもある。
小舟の容器に日本情緒が感じられます。
埼玉県が誇る狭山茶。13世紀以前からの歴史があるそうです。
最高においしい。

沖縄県は種類豊富なお酒を紹介。
おかわりしたほどの美味。
日本一のクオリティの鹿児島県の和牛。
口の中でとけるほど柔らかく、牛肉の観念が変わってしまいます。
福島県はサムライと日本酒で有名。
鎧兜が由緒ある歴史を語ります。

関西を代表して大阪府が日本酒を紹介。

日本の食文化の深さとその継承が、いかに日本を世界に誇れる国にしているか実感しました。10月19日まで無料でユネスコで堪能できます。