2021年2月2日

18時以降の外出禁止令が続いています

 イギリスやブラジル、南アフリカからのコロナ変異種がますます広がり、きっと3回目のロックダウンが発表されると多くの人が覚悟していたけれど、どうやら今の所は免れたフランス。

カステックス首相のテレビでの発表によれば、1月31日から、外出禁止令違反者のコントロールを一層強化し、EU内の国からの入国者は72時間以内のPCR検査陰性の証明書提示の義務があり、数か国を除いてフランスへの入国禁止。このように外国とのコンタクトを極力避けるのです。残念ながら日本との行き来も特別な事情がある以外禁止。商店は営業を続けられけますが、2万㎡以上のショッピングモールは、食料品店、薬局以外は閉鎖。すべてのデパートも閉まります。

経済対策と精神的苦痛を避けることに重きを置いている感じです。たしかに多くの人がロックダウンにならないで、ホッとしたと言っています。ショッピングも、時間制限があるとはいえ大きな不便はないし、海外旅行ができなくてもフランス国内移動は問題なし。ただレストランやカフェは今でもクローズされていて、テイクアウトのみOK。こうした生活にもすでに慣れてきたようで、ランチタイムには結構楽しそうに列を作っています。

フランスの国旗、赤、白、青の3色がウインドウを飾り、
道行く人々を元気づけているようです。


椅子を積み上げたままのレストラン。街中どこでも見られる光景です。
テーブルを囲んでおしゃべりに花を咲かせていた時代が懐かしい。

ワクチンや治療はまだまだ時間がかかるようで、当分ガマンが必要。政府は国民に自己管理をしっかり行っていれば、最悪のロックダウンにはしない、だから頑張りたまえと鼓舞しているように思えます。今回のカステックス首相の言葉からそれを強く感じました。