フランス最高齢者であるばかりでなく、ヨーロッパ最高齢者でもあるシスター・アンドレが、2月11日に117歳のバースデイをお祝いし、話題になっています。現在は南仏のトゥーロンにある高齢者施設で暮らしていますが、驚くのはこの年齢でコロナを克服したこと。
2月11日に117歳を迎えた シスター・アンドレ。AFP |
シスター・アンドレがいる施設では80人ほどの人が感染し、多数の方が亡くなったのに、彼女は感染していることさえ自覚がなく、ちょっと疲れを感じたくらいだったとインタビューで答えていました。テレビの映像では、目と足が不自由のようでしたが、しっかりした言葉使いが深く印象に残っています。
122歳まで生きたジャンヌ・カルマン。 20歳ころの写真。 |
人類史上最高齢者のジャンヌ・カルマンもフランス人です。彼女が122歳まで生きた記録は今だに破られていませんが、こうなるとフランス女性が元気で長生きしていることが気になります。食生活がいいのか、お喋り好きが健康にいいのか、自分の軸を持っていて精神的自立をしているのがいいのかも知れない。確かにフランス女性は、自分をよく知っていて、自分の価値を自覚し、自信を持った言動を行う。
元気で長生きするファクターを定義付けることはできないけれど、見習えることは見習いたい。なので、ジャンヌ・カルマンは毎日たくさんのチョコレートを食べていたと知ると、それを真似して、連日、無農薬のカカオ85%のチョコレートを食べるし、ワインも欠かさなかったと知って飲むようにしたけれど、これは長続きしないで、途中でギブアップ。ワイン好きはシスター・アンドレも同じようです。やはり体にいいのでしょうね。毎日飲んでいると嬉しそうにインタビューで語っています。
シスター・アンドレの117歳のバースデイのメニューは・・・これがまたすごい。
オードブルはフォアグラ、メインはシャポン(最高級の去勢鶏)とセップ茸、デザートは、スポンジケーキの上にヴァニラアイスクリームをのせ、メレンゲで飾ったこってりしたお味のノルウェイ風オムレツ。これがシスターの好物だそう。ドリンクはポルトワイン。
さすが、美食の国フランスならでは。100歳を超えても人生を楽しんでいるのがうらやましい。ぜひあやかりたい。
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