現代アーティストの作品は、凡人には理解しがたいのが多い。今、ヴァンドーム広場に展示してある彫刻も、最初見た時には大きな鳥かと思ったけれど、反対側を見て説明を読むと、とんでもない。非凡なアーティストの作品は、解説を読まないといけないのです。
凡人の私には、大きな鳥に見えた作品。 |
実際は大きな3つのシャンピニオンが重なり合っている、 鬼才カーステン・ホラーの作品。 |
これはカーステン・ホラー(と言っても、まったく知らなかった)の作品で、タイトルは「巨大な3重シャンピニオン」アルミニウム、ステンレス鋼で製作。カーステン・ホラー(名前がまたすごい)は1961年にベルギーで生まれたドイツ人で、スウェーデンに暮らしているアーティスト。
有能な昆虫学者で、生物学と美学の調和を目的としているそう。人間を冷静に観察し、生物学、動物行動学、ヒューマニズムを調和せさる。それを形あるものとして表現し、伝えようとするのだから、むずかしい・・・・
ともあれ、ルイ14世の時代に造られた優雅な建造物に囲まれ、しかも、ナポレオン皇帝が頂上に君臨している円柱近くという、重要な歴史を刻む広場で、このような現代アートを鑑賞できること自体が、素晴らしい。
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