第一回投票が終わり、二回目の投票が日曜日に行われますが、その直前になってふたりの女性の戦いが火花を散らしています。
いえいえ火花どころではなく、大きな音を立てての大爆発。
ふたりの女性のひとりは、フランソワ・オランド大統領の前パートナーで大統領の四人の子供の母親であるセゴレーヌ・ロワイヤル。前回の大統領戦で社会党候補として選ばれた実力ある政治家。
もうひとりはオランド大統領の現在のパートナーのヴァレリー。「パリ・マッチ」誌のジャーナリスト。
ふたりとも美人で強い個性を持つ女性だけあって、ライバル意識がすごい。
「フランソワには私から出て行くように頼んだのです」
それに対して
「私たちはもうずいぶん前から一緒に暮らしています」
とヴァレリーが反発。
今回大騒ぎになっているのは、議員再選はもちろん、国会議長の席を狙っているセゴレーヌを、ナニが何でも阻止しようとヴァレリーがツイッターで彼女の競争相手オリヴィエ・ファロルニを支援したこと。
オリヴィエ・ファロルニはかなりの人気がある人物です。
そこに大統領のパートナーの支援が加わり予想では彼が勝ちそう。
日曜日に迫った選挙で、どの党が何席の議席を確保するかより、
ふたりの女性の戦いのほうがずっと興味あるフランスです。
この続きは日曜の選挙後のお楽しみ。