2012年6月22日

パリ市庁舎で「東日本大震災後の日本再生展」

パリ市庁舎で開催中の
再生展のポスター

東日本大震災後の復興の状況を、
今、パリ市庁舎でわかりやすく展示しています。

被災地の当時の様子と、
その後の復興により以前の姿を取り戻しつつある様子などが、
多くの写真で示され、いかに日本が復興に力を入れているか伝わってきます。

原発で作業にあたっている勇気ある人々のポートレートからは、厳しい現実に向かっている緊張感がほとばしっています。

特にパリ市民の心を捉えているのは、
大震災を奇跡的に逃れた一本の松の木の大きな写真。

ドラノエパリ市長、吉川元偉OECD日本大使、
高田賢三さん。7月20日
空に向かって雄々しく立つその松の木は、大震災にも負けない強さ、未来への明るい希望、そしてその木を囲んで日本人が一致団結しているという感動を与えているのでしょう。

6月20日には日仏の多くのジャーナリストが取材をし、
ベルトラン・ドラノエパリ市長が
助役と訪問。
パリがいかに深い関心を抱いているか誠意を込めて語りました。


パリ市主催のレセプション。
小川和也公使。21日
21日にはパリ市主催のオープニングパーティがあり、
パリ市助役の挨拶、
展覧会主催者代表高田賢三さんの挨拶、
福島県庁の方々のご紹介、
そしてヴァイオリンの演奏がそれに続きました。
演奏には、
岩手県陸前高田のがれきから掘り出した木で作ったヴァイオリンが使用され、それだけにより一層の感激を与えたようです。



私も二日とも出席
7月7日まで続くこの展覧会で、多くのパリ市民が大震災後の復興状況を理解することでしょう。
大震災直後からずっと続けて応援しているフランス。今回のイヴェントが更なる関心を持たせることは明らかです。

フランス人と日本人の間には、言葉で語らなくても通じ合うものがあるように私には思えます。