2014年8月14日

動物王国ケニア 2


子供の頃愛読していた
童話の世界が現実になった
思い。
いよいよ、自然の中で自由を満喫しながら暮している動物を追うサファリに出かけるのです。当然、興奮度は最高を示す。サファリカーは、屋根が動物が入れない大きさに開けられる特製のもの。6人乗りの小型で、これで動物を求めて走るのです。

ドライバー件ガイドさんは、いざというときのためかナタのようなものを足元に置いている。不思議な人で20分に一言くらいしか話さない。デコボコの道を進むから、頭を天井にぶつけないように気をつけていないと危ない、と緊張。

小さい木の下で
チーター兄弟仲良くお休み中
見えてきた、見えてきた。果てしなく続く平地サバンナが見えてきた。何て広いのだろう。はるか彼方まで見渡せる。まるで、先が見えない海のよう。そこで様々な動物たちが行き交っている。

今まで動物園でしか見なかった動物が、檻の中ではなく、自然の中で自由に動き回っているではないか。ときどき草を食べ、ときどき走り、ときどき体をすり合わせている。急に群れをなして移動することもある。なぜかはさっぱりわからない。こういう場所ではあまり深く考えないに限る。
びっくりするほどたくさんいるヌー。

みんな、とてもしあわせそう。嬉しそう。動物園の動物もほんとうは、こうした環境に暮していたいのだろうに、とかわいそうになる。ゴリラ、鹿、キリンたちが信じられないくらい近くにいる。人間を完全に無視してそれぞれマイペースで暮している。

ホテルから木造のロッジに移ったら
カラフルなトカゲがお出迎え。
トカゲがきれいだと思ったのは初めて。
でもやっぱり苦手。ゴメンね。
ここはほんとうに彼らの国なのです。幸福がみなぎっている祖国なのだ。ヌーと呼ばれるウシ科の動物が、どこでも大軍をなしている。その数の多さは驚異的。地面が見えないくらい密集していることもある。可愛いのは木の下で憩うチーター。ガイドさんによれば親を失った兄弟だそう。

それにしても、同じ地球上に何て異なる世界があること。未開の国を旅するごとに地球が狭くなったのを感じるのではなく、逆にどんどん広がる一方。自分がいかに何も知らないか、痛切に感じます。

旅はいい。
どの国にも良さがある。