ジャヴェル=アンドレ・シトロエン(10号線)
この界隈の地域名ジャヴェルと、フランスを代表する車シトロエンの創立者アンドレ・シトロエンのふたつの名を持つ駅名。
パリ郊外ののどかな時代のジャヴェル。 |
1777年、ルイ16世の末弟アルトワ伯が、漂白、殺菌剤を作る工場を作らせます。その液体はフランス語でジャヴェル水と呼ばれ、そこからこの地域がジャヴェルと呼ばれるようになったのです。
アンドレ・シトロエン(1878ー1935) 大手自動車会社シトロエン創立者。 |
その後いくつかの企業が進出しますが、1915年にアンドレ・シトロエンが大砲と砲弾の工場を建て、地域の発展を遂げました。1919年、第一次世界大戦後、シトロエンは大手自動車メーカーを創立し、大成功をおさめ世界に名を成します。
1934年―1957年のシトロエン車。 多くの人の憧れでした。 |
1982年にはシトロエンが移転。その後シトロエン公園となり、多種多様な木や芝生が植えられ、噴水や遊具が登場し、カフェ・レストランも設置し家族連れて一日中楽しめる憩いの場となったのです。
以前は工場地帯だったことが想像できないほど、コンテンポラリーで清々しく楽しい広大な公園です。
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