2021年1月16日

18時以降、フランス全土で外出禁止

ついに1月16日から2週間、フランス全土で18時以降から朝6時まで外出禁止となってしまいました。コロナ感染者の数字を見るたびに覚悟はしていたものの、やはり緊張感を覚えます。今のところ2週間ですが、この結果によっては外出禁止令延長か、3度目のロックダウンも考えられるそうなので、何とか一人ひとりが自覚して、そうならないようにしてほしい。

テレビニュースで通勤時間帯のメトロの映像を流していましたが、ほとんど例外なしにマスクをしているものの、乗客がひしめき合っているのを見て、あまり期待できそうもないと実感。

ワクチンの普及が一つの救いなのでしょうが、フランス人は懐疑的で約半分の人がワクチン接種を拒否しています。副作用が心配だというのがその理由で、通常、数年かけてワクチンを開発するのに、短い治験の結果生まれたので信用できないのです。それに加えてイギリスや南アフリカで変異種が出現し、フランスにも入ってきているので、今回のワクチンがそれに対して効果があるのかと不信感がますます高まる。しかもワクチン効果は半年くらいらしいので、それも接種拒否の原因になっているのでしょう。最悪状態のイギリスはそうも言っていられないので、接種がどんどん進んでいるようです。

イタリアレストランの看板娘ブランカちゃん。
数年ぶりの登場です。
レストランが閉まっているので、広い店内をひとり占め。

レストラン内に人がいないだけでなく、
お外にもだ~れもいない。
ン?もしかしたら、あれは珍しく人間かニャ。

今までの20時以降の外出禁止が18時以降となり、2時間の差が大きく感じられてなりません。レストランやカフェ、美術館、劇場が再オープンするのは、一体いつになるのでしょう。それまで、時々ブランカちゃんの愛らしい姿を見て心に平和を抱きながら、ポジティブに日々を送ろう。

外出禁止初日の今日、午後から雪。いまだに残っているクリスマス装飾と相まって、パリが美しく見えます。