7月14日は、フランスが誇る軍事パレードが開催される重要な祭日。この日、陸、海、空軍の部隊や、警察官、消防士、エリート校の生徒たちが、りりしい制服に身を固め、凱旋門からコンコルド広場まで大行進。
昨年はコロナのために、大幅に縮小し、コンコルド広場の周りでグルグル行進し、軍用機やヘリコプターが飛んだとはいえ、数少なく、寂しかった。
それが今年は例年通り、華々しい。シャンゼリゼの両サイドの歩道には、衛生パスのコントロールを受けた観客が、マスク姿で見物。
マクロン大統領がのるジープが通ると、応援の声をあげる人もいれば、2日前に厳しい規制を設けたことに大反対し、ブーイングをあびせる人もいる。これは充分考えられたことで、この日にフランス各地で、抗議のデモがあったほど。それにしても、フランス空軍の精鋭たちの飛行は、何度見ても美しく、感激。フランス国旗の赤、白、青のスモークを放ちながら、上空を舞うパトルイユ・ド・フランス。これを見るたびに、フランス人でもないのに、フランス国家を歌いたくなる。まるで、フランスが祖国であるように。
フランス国旗の3色のスモークを散りばめながら、 パリ上空を飛ぶパトルイユ・ド・フランス。 リヴォリ通りで撮影。 |
ルーヴル美術館の上に向かう姿が、美しく、感動的。 |
レーダー探知機つきの偵察機を囲む、戦闘機。 一糸乱れない飛行に、フランス空軍の優秀さを感じないではいられない。 |
日本で「パリ祭」と呼んでいるこの軍事パレードは、フランス軍隊が、いかに優勝か誇示しているようだし、きりっとした制服の軍人たちも、いかにも頼りがいがありそう。
パレードを終え、バスに戻る軍人たち。 約5000人がこの行進に参加。道路の左右にバスがびっちりとまっていて、 もちろん、他の車は通行禁止。 |
いろいろある国だけれど、力強い軍隊行進を見ていると、守られているようで、安心感が生まれるのだから不思議。
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