2021年7月6日

パリらしいランチタイム

 待ちに待ったパリのアンビアンスいっぱいのランチ。約2時間のランチに出席したのは約30人。コンコルド広場に面した贅沢な場所に、パリのエスプリ満ちるレストランがオープンし、その記念にご招待されたのです。

いつもの通り何を着て行こうかと散々迷い、最初は世界的に流行している花柄のロングスカートと決めたのですが、ちょっと大げさかと思い断念。結局、ランチなのでラフな服装で出かけました。気温はこの時期にしては21度と低め。なので、ジャケットも必要。雨が多少降るし、太陽も出る、などと天気予報が勝手なことを告げているので、傘とサングラスも持参。

このレストランは元々は王家の家具保管所で、革命で役目が変わり、2015年まで海軍省が置かれていました。その後リニューアルされ、建築当時の18世紀の豪奢な面影を見れるミュージアムになりました。その重要な建造物の一階にオープンしたのが、レストラン「ラペルーズ」。

リニューアルした元海軍省の建物。


エントランスで名前を告げ、中に入りシャンパーニュを受け取り、奥に進むに連れて、洗練を極めるインテリアに心が浮き立つばかり。ブルーを基調とした壁画、布を張り巡らした天井、随所に置かれたビロードの椅子、ほどよい大きさのテーブル、壁にはめ込まれた大きな鏡、キラキラした高貴な輝きを散りばめるバカラのシャンデリア・・・

次々に招待客が到着。まずはシャンパーニュ片手にご挨拶。

パリのエスプリ漲るテーブルセッティング。
テーブルクロスが白でないのがいい。

壁に大きな鏡をはめるのは、18世紀の特徴。
シャンデリアが鏡にうつり、豪華さに拍車をかけています。

奥まった所で落ち着いて美味を堪能できます。


お料理もワインも最高のお味。話術に富んだ人ばかりで、会話が途切れることがない。2時間のランチタイムはあっという間に過ぎました。パリに住んでいて良かったと、心の底から思いました。今後、こうした機会が増えるといいのだけれど。

後方のドアが開いていて、新鮮な空気が入るので安心。
会話が途切れない、友情と幸せいっぱいのランチ。

アントレはフォアグラ。

メインがホタテ貝のカルパッチョ。
忘れられない最高のお味。