2021年7月9日

華やかな話題いっぱい

7月5日からパリで 、21/22年秋冬オートクチュールコレクションのショーが開催され、華やかさが飛び交っていました。ディオールは例年通りロダン美術館で、限られた人数とはいえ招待客を迎えたし、シャネルはモード美術館ガリエラで、同じように観客が見守る中でのショー。バランシアガもオートクチュールを復活させ、モード界に活気が戻ってきたよう。

こうしたイヴェントがあるときには、カフェでマヌカンたちが軽食を取ったり、ティータイムを楽しんでいる姿を頻繁に見かけ、パリの景観をさらに美しくしているように思えてなりません。マヌカンたちはまさに「動く彫刻」。

オートクチュールコレクション中の、にぎわうカフェ。

彼女たちはシンプルな服装ですが、何しろスタイル抜群なので、すぐにマヌカンだとわかります。目立った服を着ていなくても、隠しきれないオーラがほとばしっているのです。学ぶべき装いもあるので、ついつい好奇心に満ちた視線を送ってしまいます。

7日からは南仏のカンヌで国際映画祭が始まっていて、内外の著名な映画俳優たちが、レッドカーペットの上をのぼる艶やなか姿をテレビでみていると、フランスにコロナ前の生活が戻ったよう。それだけでなく、イタリア大統領のパリ訪問を記念して、マクロン大統領がエリゼ宮で晩餐会を催し、ブリジット夫人は真っ白なロングドレスで、にこやかに出迎えたのだから、もう、これは、コロナの心配が去った印象を与えても当然。

セーヌ川の遊覧船もツーリストを迎えて張り切っています。

でも、これは一時的で、7月末から第4波が襲うなどと、税府は気を引き締める警告をだしています。せめて夏のヴァカンスの間は、そうしたことを忘れて、日々を満喫した~い。楽しい生活で生気を養っておくのも、大切。

コロナで疲れた心を慰めるためか、窓辺や外壁に、大規模な花飾りをするお店が増えているパリです。ほとんどが造花だけれど、花々のキレイさには変わりはない。とってもいいアイディア。フラワーショップやホテルではよく見かける光景だけれど、そうでないところに華麗な花々が飾られているのが、パリらしい。


インテリア製品のブティックにも、キレイな花装飾。

ひときわ目立つ豪華な花装飾のレストラン・カフェ。


豪華なお花につられて近づくと、ナンと日よけの内側にも花飾り。
一杯のコーヒーでも、これだけキレイな装飾の下だと、味も格別。

時計のブティックも負けていません。どうしても近づきたくなる。

老舗カフェ・ドゥ・フロールは、生花の飾りです。
ドラマチックで印象に残ります。