2021年9月20日

ヴァンドーム広場に大きな像が

 久しぶりにヴァンドーム広場に行ったら、大きな像が4つ展示してありびっくり。しかも、一見「モアイ」のよう。

そう、かの有名なイースター島の石像彫刻。いつかイースター島に行ってあの石像を見たいと思っていたので、それに似たような像をパリのど真ん中で見つけたから、すっかり興奮し走りよったほど。

ヴァンドーム広場に展示されている、花崗岩の4つの像。
「金の涙」というタイトルがついている像。金箔の細長い涙です。

4つの像の作者は、フランス人彫刻家ドニ・モンフルール、と台に書いてある。早速ネットで調べると1962年生まれ。大きな石を直接削って作品を作るそう。様々な石を素材として作品制作にあたっているが、現在は花崗岩が多いそう。多くの賞を獲得した実力ある彫刻家のようです。


ご覧の通り背が高い。

それにしても大きい。隣に立ってよく見ると、その大きさが分かる。モノリス(一枚岩)でつくった、何かを見ているようで何も見ていない顔。しかも顔の造作すらないような像。ミステリアスな雰囲気が放たれている不思議な作品ばかりです。

整然とした広場で、誇らしげに佇む像。
何か語りかけているように思えます。
9月30日まで。