2021年9月4日

オリンピックの旗、パリ市庁舎でひるがえる

 東京オリンピック閉会式で、夏季オリンピックの旗を受け取ったパリ市長アンヌ・イダルゴが、パリに戻ったのは8月9日。この日から、五輪の旗がパリ市庁舎ではためき、2024年のパリ・オリンピックへの情熱を掻き立てています。

パリ市庁舎で誇らしげにはためく五輪旗。


パリで夏季オリンピックが開催されるのは、ナンと100年ぶり。それだけに、熱意も半端ではない。近代オリンピック創立者が、フランス人ピエール・ド・クーベルタン男爵であるから、なおさら。

「近代オリンピックの父」ピエール・ド・クーベルタン男爵。


クーベルタン男爵が近代オリンピックを発案したのは、1892年11月25日。それが実現されたのは1896年で、古代オリンピックが生まれたアテネで開催。世界大戦で開催されないこともあったけれど、世界を結ぶスポーツ競技が続いているのは、本当に素晴らしい。


5つの輪、5つの色で表わされる5輪マークもパリ市庁舎前に。

1924年7月5日。パリ・夏季オリンピックのオープニング・セレモニー。


クーベルタン男爵は五輪マークの発案者でもある。白地の上に、赤、青、黄、緑、黒の5色の輪を描くと、5大陸の国々の国旗を表せると1913年に発表。この5輪旗が開会式で使われるようになったのは、1920年のアントワープの第7回オリンピックから。それから4年後の1924年に、パリで夏季オリンピックが開催され、それを最後に、ピエール・ド・クーベルタン男爵は国際オリンピック委員会会長の座を離れました。

オリンピックマークと旗を近くで見て大感激。2024年が待ち遠しい。