年金制度改革で荒れているフランス。5月1日のメーデーには、歴史的大規模なデモを実施すると労働組合の発表があったからには、その被害にあわないように、それぞれが対処しなければならない。
もちろん、警察や機動隊も出動するけれど、すべてを守るのは不可能。というわけで、銀行もブティックも頑丈なバリケードをはりめぐらしている。本来は、この日は「スズラン祭」の日。この日だけ、誰でも、どこでも、スズランを売っていいことになっているので、スズラン売りの姿をあちこちで見かけるのに、今年はそれどころではない。
通常、見られないメーデーです。
手元にあるべニア板を打ち付けて、 急遽、防御体制を整えたといった感じの銀行。 これで大丈夫かしら? |
華やかな装飾に似合わない、ご覧の通り頑丈な守り体制。 お金に余裕があるブティックならではの、整然と居並ぶ鉄柵。 |
ベニヤ板に番号をふっているのは、次回のために保存しておくつもりかしら? デモが多い国だから万が一に備えるのは賢明。 |
スズラン売りが街角に立っているけれど、 ほとんどの人が素通り。 |
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