2015年7月7日

パリコレが始まりました。


オートクチュールのパリコレの時期です。

ロダン美術館中庭に設置した
ディオールのショー会場。
この期間中は、ツーリストとパリコレに出席するジャーナリスト、
クライアントが入り混じり、
独特な光景が見られるのが面白い。




オートクチュールが元気なのを見るのはうれしいことです。
各メゾンの種々様々な製品・・・香水、バッグ、靴、アクセサリー、スカーフなどの幹となっているのはオートクチュール。これが枯れたらその枝先にあるこうした品の価値が危ぶまれるかもしれないので、元気に長生きして欲しい。

そのオートクチュールの王者はやはりディオール。
他のメゾンに率先して「気」を送り、元気を与えているように感じられます。
このメゾンのショーを見ることほど活性化されることはない。やはりモードはいいとショーを見るたびに思うばかり。

今回もロダン美術館の中庭に特別会場を設置してのショー。色彩豊かなパネルを複雑に組み合わせた会場を、外観から見るだけで期待に胸がはずみます。

モードとアートがいかに密接な関係にあるかを明確に示したのが、この秋冬コレクション。

中世、フランドル、ルネッサンス、印象派、点描主義など、異なる時代のそれぞれの特徴を捉え、それを布で表現。しかも現代との関連性が感じられるのが凄い。

主任デザイナー、ラフ・シモンズはベルギー出身。
イタリア・ルネッサンスにも大きな影響を与えたフランドル絵画を生んだ国。そうした彼が、モードとアートの融合を示したのは意義あることです。

高尚なコレクションで、心がいつも以上に豊かになりました。会場装飾は印象派の楽しい色合いと、点描主義をイメージしたのでしょう。

このショーの後、急にフランドル派の絵が見たくなりました。ラフ・シモンズの気が遠くなほど細やかなディテールが、フランドル派の画家たちの細やかな描写を思い出させたからでしょう。
写真はすべてディオールのコレクション。

2015年7月2日

アメリカ独立戦争参加 エルミオンヌ号復元


フランスの軍人であり政治家のラファイエット侯爵が、1780年にアメリカ独立戦争に参加するために乗船した帆船「エルミオンヌ号」が復元され、4月18日から長い航海の末のニュー・ヨークに到着。祝砲が轟く中、15隻の船にエスコートされての華々しい入港。

1781年のヨークタウンの戦いで大活躍し、アメリカ独立に大々的に貢献をなしたラファイエット侯爵は、フランスでは大変な英雄として崇められていた人物。

ルイ16世、マリー・アントワネットの絶大な信頼も受けていました。この独立戦争に、マリー・アントワネットの恋人フェルセンも参加し、王妃は別れを嘆き悲しんでいたのです。この詳しいことは私の本「マリー・アントワネットとフェルセン、真実の恋」を参考にしてくださいネ。
ラファイエット侯爵が実際に乗った
「エルミオンヌ」号。1781年の戦いの場面。
アメリカ独立戦争の英雄
ラファイエット侯爵。
当初、ノスタルジーを抱く小数の人が復元したいと案をだし、なんで今さらという意見もあったのですが、17年間もかけて完成すると、たちまち人気を獲得。フランスの造船の誇りになったのです。

フランス出発にあたりオランド大統領は「再度、自由のメッセージをアメリカに届けるのだ」と挨拶。
これでアメリカとフランスの絆がさらに強まることを期待しているようです。

アメリカ独立宣言は1776年7月4日。
その7月4日に盛大なセレモニーがあり「エルミオンヌ号」も特別参加をするそう。
ロマンがあっていいですね。

2015年7月1日

猛暑のパリ


いったいどうしたのか、
ここ数日30度を超える猛暑が続いている
パリです。

セーヌ河畔で夕涼みする人が多い日々です。
6月末の30度を超える異常な暑さは60年ぶりとか。
真夏の8月でさえそれほど気温が上がらないから、アパルトマンには冷房施設もないというのに・・・・タクシーも冷房なしがほとんどだし、バスやメトロにも、もちろんない。

大きな帽子を離せないほど
強い太陽。
サーヴィスが重要なデパート、ホテル、高級レストラン、ショップのみが快適。中に入って冷房が入っていると、まるで宝物を見つけたかのよう感激し、歓声が上がるパリなのです。

こういう時、街中にある池や噴水を上手に利用するのがパリジャン。
そう、水浴びを楽しむのです。しかも服を着たままです。
人の目を気にせず、わが道を行く。
暑いから水の中に入る、それは彼らには当然なのです。

ワンちゃんもこの暑さでダウン。

この暑さの中、
ヴァカンス前とあって、しばらく会えないからといろいろとイヴェントがある。わずか一ヶ月か二ヶ月だけなのに、まるでこの後数年会えないかのように、大騒ぎして集まるのです。

それにしても、何を着ればいいか、悩みに悩む暑さ。
いつもは暑さを求めて南仏に行くというのに、
ほんとうにどうしたのでしょう。

2015年6月24日

パリの犬たち 33

信号はちゃんと守らなければ
赤だから止まっているの。
アッ、緑になった、では出発。
日本では緑じゃなくて青なんだっテ?
国によって色がちがうのかな。複雑だワン。

2015年6月19日

ナポレオン、ワーテルローの戦いの再現 


今から200年前の1815年6月16日から3日間に渡り、ナポレオンはベルギーのワーテルローでイギリス、プロセインを主とする連合軍相手の戦いに挑み、18日に大敗し
その後過酷な運命を辿ります。

2世紀前の激戦を
忠実に再現。


イギリス軍司令官ウェリントン公
2世紀たった今年、ナポレオンの運命をかけたワーテルローの戦いを忠実に再現。当時の戦地で、当時と同じ軍服に身を固めた6000人もの人が大熱戦が繰り広げました。使用した馬は300頭、大砲は100門と何もかも大規模。それを世界各国から集まった約20万人もが観戦。フランスでは史上最大の再現などと、これまた大げさに報道。

この戦いのナポレオンの司令部は畑の中の小さな農家。一方、イギリスの司令官ウェリントン公のは町中の広々とした建物。戦いの前から誰に勝利があるか分かるほどの大きな差。現在は両方とも博物館になっていて、貴重な遺品も数多く展示してあるので見学する価値があります。

プロシア軍司令官ブリュッヒャー
フランスにとっては負け戦のワーテルローの戦い。でも、これもフランスの歴史の重要な一場面なので、受け入れなくてはならない。

フランス人が集まると、まるで自分が指揮官になったかのように、さまざまな戦略を発言して面白い。この戦いのナポレオンの作戦はここがまずかったとか、この将軍の起用が失敗の大きな原因だとか・・・・
ナポレオンも戦地で、部下たちから相反する進言を受けて混乱していたのではないかと、単純に思ったりしています。

ナポレオンの役を演じたのはフランス人弁護士、フランク・サムソン。皇帝と同じ背丈で168cm。太り具合も同じくらい。彼は10年前からナポレオンに関する行事があるたびに登場。これを最後に引退だそう。ナポレオンが失脚するのだから、理屈に合う。

ナポレオン役を10年間務めた
弁護士フランク・サムソン。
6月18日の最後の激戦再現の前日、イギリス軍司令官ウェリントン公とプロシア軍司令官ブリュッヒャー、
そしてナポレオンの弟ジェロームの子孫が戦地に集まり、イギリスのチャールズ皇太子ご夫妻が見守る中、握手を交わし記念碑の序幕をしました。

式典にイギリス代表としてチャールズ皇太子がいらしたのに、フランス大統領は不参加。それに対する質問を受けたナポレオン役のフランク・サムソンは、「フランスはナポレオンが代表している。何の問題もないではないか」とさすが弁護士らしい対応。

それにしてもナポレオンのような驚異的な人物が、わずか200年前に生きていたとは信じがたい。世界はすごい勢いで動いているのですネ。

2015年6月17日

ルーヴル 休館日にプーサン鑑賞会

17世紀のフランスを代表する
プーサンの傑作が並びます。

ルーヴル美術館の休館日は火曜日。
その火曜日にあたる昨日、特別に入場させていただいて、今開催中のニコラ・プーサン展を貸切で観賞。しかも専門家の解説つき。堪能しました。

このようなすばらしい企画を考え、実現したのはバルチュス未亡人、節子さん。
友人の画家、彫刻家、ピアニスト、作家など20人ほどご招待。
光栄なことにその中に入れていただきました。
日本の美の
象徴的存在の節子さん。

17世紀の偉大な画家ニコラ・プーサンはフランス人であるにもかかわらず、ローマに長年滞在し名をなし、時のフランス国王ルイ13世に祖国に戻るよう命令を受け2年間暮します。
ところがローマの空気の方を好み、その地に戻りそこで71歳の生涯を閉じた画家。

今回の展覧会のタイトルは「プーサンと神」。宗教画が圧倒的に多く、そのほか、歴史を語る作品、後年の風景画など驚くほど多数の作品を鑑賞できます。
どの作品もドラマチックで、強い語りがあります。特に晩年の風景画は今まで観たことがなかったので、強く印象に残りました。

特に晩年の風景画がすばらしい。

2015年6月16日

パリの犬たち 32

スーパーでは誰が決めたのか食料品売り場はNG。
だから、ここで待ちぼうけ。
でも、もう飽きちゃった。ショッピングが長すぎるワン。誰か遊んでほしいなぁ~。