壁のひび割れを自分のアイディアで 修理。とても気に入っています。 バスマットが汚れて見えますが、 カメラのレンズの傷です。水曜になおす予定 |
もちろん、時には不便を感じます。例えばサン・ルイ島に住んでいたころは、4階でエレベーターなし。何しろ17世紀のアパルトマンで、その趣が気に入って住んだのはいいものの、実際に生活すると不便なことが多い。
大きく重いトランクを必要とする旅行の帰りは、両手にトランクを持って4階まで上るので泣きたくなるほど大変でした。
今住んでいるのは19世紀末のベル・エポックのアパルトマンで、2階なのでその苦労がなく快適。
でも古いので壁のあちこちにひび割れが入る。
ペンキを塗ってもらえば事は簡単。
でも、パリにいると自分で何とかしたくなるものなのです。街並みの美しさがそうした気分にさせるのか、
あるいは、個性的なパリジェンヌの住まいに影響されたのか、あるいは、フランス人の友人のほとんどがアーティストだからかわからないけれど、とにかくペンキを塗るだけではあまりにも平凡すぎる。
しかも我が家の天井はとても高くて約4メートル。
バスタブの右手にある壁のひびは 鏡と造花のバラで修理。これは 数年前の作品? |
それであれこれ考えてバスルームに実現したのが、造花のアイビーをひび割れに添って貼り付けること。セロテープを使っただけの簡単作業。
それだけではちょっと寂しいのでハトの絵を買って、それでもまだ物足りないので、今度はイギリスのカレンダーを買って、その中から気に入った絵の写真を切り取って額に入れ飾ってみたら、
まあステキ、まるでプリンセスのバスルームみたい!!
経費は60ユーロ位。
とてもとても満足しています。
ご参考までに、公開いたします。