2015年8月1日

アドリア海 本物の青が目と心に沁みる 1

限りなく青いアドリア海
城壁がドゥブロブニク旧市街を囲んでいる。
パリから3時間足らず。
そこは澄み切ったブルーの世界。
どこまでもどこまでも混じりけのない青が続いている。
そう、青しかない。
そうしたアドリア海には白い帆の船が良く似合う。実際にたくさんのヨットが行き交っている。

イタリア半島とバルカン半島の間のアドリア海に面した国のひとつはクロアチア。
その中でもっとも美しいのが「アドリア海の真珠」と呼ばれるドゥブロブニク。
ピカピカ光る敷石が続いている。
さすがに観光客が多い。私もそのひとり。

15~16世紀の建造物が多く残っていて、
決して大きな街ではないけれど、見るべきものが豊富。

国民は親切で愛想がよく、朗らかなのがいい。食べ物は安くて量があり、イタリアンがほとんどなので口に合う。

城壁内の旧市街は乗り物はなく、徒歩。
まるで今磨き上げたかのようにピカピカの敷石が目にまぶしい。何世紀にも及ぶ人々の歩みが生んだ輝きかと思うと、どの石も貴重に見えてくる。

屋根瓦はオレンジ色で統一されていて、
強い日差しとマッチしている。
城壁やモニュメントの入り口には、中世の服装の衛兵がいる。
それがこの街に独特な雰囲気をかもし出している。

ヴェネツィア主権の下に入ったり、ナポレオンの時代にフランス支配下に置かれ、その後オーストリア=ハンガリー帝国に所属した歴史があり、それが特有の街並みを作っている。
パリから飛行機でわずか3時間の地に、このような世界が生きているとは信じがたい。

中世の服装の衛兵や商人がいて、身知らぬ時代に飛び込んだみたい。