2015年8月3日

アドリア海 2

マルコ・ポーロの生家

アドリア海にはクルージングがよく似合う。
これだけ澄み切った青を目の前にしたら、誰でも船に乗ってその真っ只中に行きたくなるもの。

そういえば、ココ・シャネルもイギリスのウェストミンスター公爵の豪華なヨットで、アドリア海の旅を楽しんでいた、などと、比べものにもならない船に乗りながら考えたりするのもいいもの。

海は誰にも青い色を見せてくれるし、顔をなでてくれる風も誰にも平等。
やはり海はいい。

マルコ・ポーロの生家の最上階から、
アドリア海が手に取るように見える。





飛び切り上質な青を漂わせるアドリア海には、いくつも島が点在している。その中に、コルチュラ島がある。マルコ・ポーロの生誕地だという。それを聞いて、行きたくならないわけがない。

細長いコルチュラ島は12世紀ころにヴェネティアに合併され、マルコ・ポーロは13世紀に生まれたから、ヴェネティア生まれと思っている人もいるようだけど、コルチュラ島生まれという説の方がが強い。
階段と坂が多い。

実際には彼が生まれた年さえも明確ではないようだから、生誕地がコルチュラ島だと断言できないかもしれない。けれどもマルコ・ポーロが生まれた家が残っている。
階段ばかりの塔のような建物で、その最上階から見えるアドリア海が格別。

海には、その向こうに何があるかと夢を抱かせる魔力がある。
広ければ広いほど、その夢は大きい。

この島にはアイスクリームの店がとても多い。
そのレシピを中国からヨーロッパに紹介したのはマルコ・ポーロだと、看板があちこちに立っている。イケメンの彼の顔も描かれていて、それを見ながら食べると一味違ういいお味。
暑さもあるけれど、あまりの美味に何度も買い求め、マルコ・ポーロの生誕地はやはりこの島だと、わけのわからない結論を下しました。
島のあちらこちらで見かける
マルコ・ポロのポスター