2016年6月30日

なぞなぞ 3

ヴァンドーム広場に瞬く間に誕生した麦畑。刹那的だから貴重に思えます。
6月30日。
パリ中心にあるヴァンドーム広場の作業は、ご覧の通り麦畑をつくっていたのです。
約3000m² もの大きな麦畑を、お洒落な街の、しかも、世界の最高級ジュエリーショップが居並ぶ広場で見れるなんて、思いもよらないことでした。
澄み切った空気がそこから舞い上がっているようで、ずっとそこに佇んでいたいくらい。

でも、なぜ、今の時期に?
ヒントはリッツ・ホテル。もうひとつのヒントはシャネル。

そうなのです、ココ・シャネルは約30年間、 リッツ・ホテルに暮らし、生涯を閉じたのもこのホテル。
シャネルの部屋はヴァンドーム広場に面していて、そのバルコニーに立つ彼女の写真を時々雑誌で見かけますね。シャネルとリッツ・ホテルは切っても切れない親密な仲。

リニューアルしたリッツ・ホテルにも、彼女が暮していた時代のインテリアを忠実に再現したシャネルの部屋があります。
その部屋で7月1日から6日まで、シャネルのハイジュエりー・ニューコレクションのお披露目があるのです。そのテーマが「麦の穂」。麦は豊穣と成功のシンボルとされています。

もうお分かりですね。麦畑はそのためなのです。それにしても、画期的なアイディア。
さすがシャネルと感嘆するばかり。

この麦畑は7日までありますので、パリの中の格別な自然をぜひ満喫してくださいね。清らかな空気を味わうのに最適。

なぞなぞ 2

6月29日。
どうやら麦を植えているようです。しかも、一本一本、まるで壊れ物を扱っているように、ていねいに植えているのです。
でも、この均整が取れた美しいヴァンドーム広場に、なぜ麦を・・・・
しかも、かの超高級ホテル、リッツのまん前ですよ。
謎は深まるばかり・・・

なぞなぞ 1

6月28日。
ヴァンドーム広場で、何の作業をしているのでしょうか。
土や砂が置かれていますが、何のため?
国旗がある建物は法務省で、その右はリッツ・ホテルです。

2016年6月29日

リッツのオープニング・ソワレ 

ソワレの華やぎが外にまで轟くリッツ・ホテル。やはり別格。
4年かけてリニューアルし、再び華麗な姿になったリッツ・ホテル。それを祝うシックなソワレが6月27日に行なわれました。著名な人々が招待されるこのソワレのために、リッツがあるヴァンドーム広場への道路の一部が閉鎖されたほどのイヴェント。警官や警備の人も多数出動。

もちろん、そのような場に私が招待せれることはなく、イルミネーションが煌びやかに輝くホテルを外から見ただけ。それでも、このホテルが格別な存在であることが、しっかり伝わってきます。

優雅に装った人々が、プルーストやウィンザー公爵夫妻が滞在していた時代の趣を、そのまま保っているホテル内を散策したり、中庭で極上なシャンパンを分かちあったり。リッツのオーナー、モハメッド・アルファイド夫妻が歓迎したのは、シラク夫人、カール・ラガフェルド、ゲラン社長、ロスチャイルド家の人々など名士ばかり。パリならではの大人の世界が繰り広げられたのです。思い浮かべるだけで心が豊かになります。

2016年6月28日

ガーデン・パーティー 

日本の国旗のお隣に立たれる
兒玉和夫OECD日本大使。
多くの日本人とフランス人が楽しみにしている、OECD日本大使公邸での恒例のガーデン・パーティー。

18時30分から始まって、招待客が一列に並び大使にご挨拶。兒玉和夫大使は羽織、袴の正装。それがとても良くお似合いでした。ご挨拶を終えシャンパンを受け取り、庭園に出るとすでの多くの人が談笑している。このところ雨が多く心配していましたが、曇り空。芝生から立ち上る香りにも、何となく情緒が感じられる雰囲気でした。
芝生と木々が放つ心地よい香りとキレイな花に囲まれて
ガーデン・パーティーを心行くまで楽しむ招待客。
ドリンクや美味を手にしながら、様々な分野の人と語りあえるのは、ほんとうに楽しい。
大使公邸でのガーデン・パーティーとあって、皆、着飾っている。それが華やぎを盛り上げていて、社交を重視するパリらしくて、とってもいい。

おしゃべりが途切れなかった私たち。それなのに「またお会いしましょう」と
固い約束を交わした元気ハツラツの左から夏子さん、私、深雪さん。
話題は、思ったとおり、イギリスの国民投票に関することが多い。でも、あまり深入りせず、さらっとした意見の交換です。ガーデン・パーティーは社交で、議論を交わす場でないから、その方がいい。
お寿司、お刺身、海老の天ぷら、和菓子・・・幸せがいっぱい飛び跳ねているような2時間でした。

2016年6月27日

イギリス 昨日も今日もトップニュース

国民投票でEU離脱が決まったイギリスの話題が、ますます過熱化しているフランス。土曜日の「ル・フィガロ」 は、一面に
「ヨーロッパに地震」
と目立つタイトル。

何かショッキングなことが起きるたびに「地震」とか、「TSUNAMI」とか、大きな文字で書く。どちらも日本と関係が深いので、その度にドキッ。

確かに、今、 ヨーロッパは大変な問題に直面しています。「ヨーロッパ人でいたい自分たちの大事な将来を、何もわかっていない年寄りが奪った」と、イギリスの若者たちが憤慨しているようだけれど、フランスも同じ。イギリスで勉強したい、イギリスで仕事をしたい若者が非常に多いフランスなので、今回の決定は一大事なのです。

学費も現行では、EU加盟国の人はイギリス人と同じで安くすむ。それ以外の国、例えば、日本人は何と4倍も支払っている。それが、いきなり変わるのだから、それはそれは大変。フランスにはシェフが多いからと、ロンドンのレストランで腕をふるっているフランス人もとても多い。ロンドンのレストランの味の評判がよくなったのは、そのお陰でもある。それなのに、以前に戻ったら・・・ 

これらは日常的なことだけれど、イギリスはフランスの農工業の重要な輸出国だそうで、そうなるとフランスの経済もガタガタしてくる。これ以上不景気になったらどうすればいいのかしら。と、問題は山のようにある。

でも、再投票する動きが活発に行なわれているよう。もし、それが実現されたら、今度は大多数で残留でしょうね。

2016年6月24日

イギリスがEUから離脱

とうとうイギリスの運命が決まり、フランスは大騒ぎ。
数日前から連日報道していただけに、国民投票の結果はすごく気になっていました。残留して欲しかったけれど、結果は離脱。今後のEUがどうなるか、不安です。

私は政治も経済もよく分からないけれど、イギリスとEU加盟国の間に大きな摩擦が起きるのは分かる。それよりも、他の国が続々と離脱していきそうで、それが心配。
スコットランドや北アイルランドが独立し、英連邦王国が崩れる可能性もあるなどと報道され、大変な世の中になったものだと緊張感が高まる一方。

ロンドンには、30万人ものフランス人が住んでいて、
「フランスの6番目の都市」
などと愛着を抱いていたのに、その人たちは今後、どうなるのでしょうね。
身近なところでは、今、進行中のサッカー、ユーロからも抜けるのでしょうね。

フランスのオランド大統領は緊急会見。表情がとても神妙で、いかに重要で大変な危機に直面しているか、テレビ画面を通してもひしひしと伝わってきます。、

今回のことで、イギリスはやはり海を隔てた国だと再認識。ユーロスターで2時間ほどの距離なのに、近くて遠い国。
世界経済にも大きな影響があるようで、危機はヨーロッパだけに留まらないよう。EUの主要国のフランスとドイツがどのような対策をとるか、しばらくの間ニュースから目が離せない。

2016年6月23日

パリの犬たち 83

マヌカンみたい・・・
細長い手足。小顔。
マヌカンみたいな優雅な立ち姿。うらやまし~い。

2016年6月22日

ピエール・エルメ 世界最優秀パティシエ

カラフルで楽しさいっぱいのピエール・エルメ・パリ
日本でもお馴染みの、かの有名なピエール・エルメが、「ザ ワールド50 ベスト レストラン」の2016年度世界最優秀パティシエに選ばれました。

1000人近いガストロノミー専門家から、この栄えある賞を授けられたピエール・エルメは「大変名誉あることで、最高に幸せです」とコメント。

代々がパン・パティシエの家系で、彼は実に4代目。パリのグレヴァン蠟人形館にまで入った人。実力も大きいけれど、体も大きい。

2016年6月20日

マリー・アントワネット 衰えない人気

マリー・アントワネットに関する本が、こんなにたくさん。
ひと目を引かないではいないウィンドー。

フランスの長い歴史の中で、マリー・アントワネットほど繰り返し語られる人はいない。 日本での人気がすごいことは、今さら言うことないけれど、フランスでも同じ。
毎年のように彼女に関する本が出版されているのです。

今日、何となく歩いていたら、書店のウィンドーにマリー・アントワネットを語る本がずらりと並んでいてびっくり。フランス人が興味を持っている何よりの証拠。
その大部分は豪華本。やはり王妃にふさわしい装丁に、と思ってのことなのかしら。

私も今までに マリー・アントワネットに関する本を3冊書いたけれど、(全部読んでくだいさいネ)まだ異なった角度で書けるように思っています。新事実など出てくるはずがないけれど、書き足りない部分が結構あるのです。

今年の秋から来年にかけて、約4ヶ月間、マリー・アントワネット展を東京で開催するようですが、きっとすごい人気を呼ぶでしょうね。
それと、パリの書店のウィンドーは関係ないけれど、不思議。
王妃のパワーが日仏を結んでいるのかしら、などと相変わらず雨が続いている中で思っています。

2016年6月18日

メレリオでアンティック・ジュエリーを堪能

指先にジュエリー。こうした華やぎの時代があったのです。
世界でもっとも古い宝飾店メレリオ。
マリー・アントワネット、ジョゼフィーヌ、ウジェニーなど、フランスの歴史上名高い王妃や皇妃だけでなく、ロシアやスペインなどヨーロッパの王侯貴族を顧客としていただけあって、アーカイヴに保管されてジュエリーは破格。
アールデコのゴージャスなネックレス。
ときおり、そうしたジュエリーの中から数点選んで披露しますが、過ぎた日の華麗な暮らしに感嘆するほかない。

こうしたジュエリーをつけて、もちろん、それに相応しいドレスを着て、香水の香りを漂わせながら優雅に会話を交わしていた時代。良き時代があったのですね。

エレガントで華やかなジュエリーたち。
典雅なジュエリーを目の前に、
「素晴らしい」
「すごい」
「ステキ」
と、誰もが同じ言葉を繰り返すのみ。
感激が言葉を奪ってほかに表現のしようがないのです。

メレリオ家15代目のエミリー。
ジュエリーの知識がすごい。情熱もすごい。
でも、控えめでとっても親切。
革命前からの注文書も全部保管しているメレリオ。
日本ではちょっと地味な存在のようだけど、ヨ-ロッパでは格式高いメゾンとされている。

いろいろあるパリだけど、こうした輝きを見ると細胞がワイワイ大喜び。いい栄養をもらったと言っているみたい。この、大げさに言うと、激動の時代にパワーをもらうのは必要。ジュエリーのオーラは偉大で希望が湧いてきます。

2016年6月17日

パリの犬たち 82

サッカーのヨーロッパ選手権がはじまった・・・
だからボクも
フランスの国旗の色のお洋服を着て応援なのだ。

2016年6月16日

サッカー・ヨーロッパ選手権に湧くパリ

カフェのテーブルにサッカーボールが置かれているだけでなく、
スケジュール表まである。
もちろん、ガラスの中にあるので持って帰れないです。
パリの至る所に見られるEUROの表示が、お金のことではなく、サッカー・ヨーロッパ選手権大会だとわかったことは、ブログで書いたばかり。
それ以降、このイヴェントに関するパリ市民のパッションが、他の形でも現されていることにも気がつきました。

パン屋さんのウィンドーもご覧の通り。
サッカーへの情熱が本当にすごい。
サポーターもそれぞれの国から大挙して来ているので、様々な言葉が交差していて、さすがヨーロッパ選手権だけあると関心。皆さんお仕事を休んでいるのかしら。
思い思いの派手な姿で、いかにも楽しそう。

2016年6月14日

ジヴェルニー、久しぶりのモネの家と庭

ジヴェルニーのクロード・モネの家。
庭には色とりどりのお花が咲き乱れ
自然がもたらせてくれる心地良さをたっぷり味わえます。
本当に久しぶりのジヴェルニー。印象派巨匠の面影を偲べる家は、いつ見ても感激。アトリエだけでなく、キッチンもベッドルームもモネが暮していた時と同じだと思うと、当時の生活の空気が漂っているようで、何もかも貴重に思える。

日本が大好きだったモネが収集していた浮世絵の数には、いつも驚かされますが、こうした作品の価値を認める画家たちがいなかったら、浮世絵の運命は・・・・と思わずにはいられない。
日本では価値が認められず、包み紙や障子に使われていた浮世絵。フランスやオランダの画家たちの評価がなかったら、今日見られる貴重な浮世絵は残っていなかったかも知れない。
西洋風の家と、壁という壁に飾られている日本の浮世絵。違和感を抱かせることなく共存しているのを見ると、幸せな気分になります。
睡蓮の花がキレイに咲いている絶好の季節。
パリのオランジュリー美術館の名画に想いをはせないではいられません。
広い庭園には花々が競うように咲き、大きな池では睡蓮の花が満開の姿を見せ、無数の竹や柳が植えられ、日本風橋が架けられている庭。日本を至るとこるで感じる ジヴェルニーの家。モネが日本をこよなく愛していたように、日本人もモネが大好きなのです。

2016年6月13日

私の「パリの田舎」

雑草が嬉しそうに、幸せそうに育っているパリ。
フランス人の長所であり短所は、きちんとしているようで、していないこと。約束時間は守らないけれど、ギリギリで間に合わせる信じがたい能力を持っている。

道路工事も日本みたいに100パーセント完璧ではない。それなのに誰も気にしない。
携帯の修理を頼むと、それは直してくれるけれど、その代わり他の何かが狂ってしまう。だから、多少不便でも携帯の修理は絶対にしてもらわない。何度か経験した結果、この結論に達したのです。

パリは美感を誇る街。それなのに、世界的に名高いモニュメント近くに雑草がはびこっている。
石畳をきちんと並べていないので、雑草が大喜びで育っているのです。
気をつけて見ると、至るところにいろいろな雑草がはびこっている。
それを長い間除去しないのが、いかにもパリジャンらしい。細かいことはどうでもいいのか、雑草があった方が自然でいいと思っているのか、とにかく石の間から草が出ている不思議な街。

それを私は「パリの田舎」と呼んでいる。馴れるとなかなかいいものです。自然体で私にぴったり。

2016年6月11日

 リッツ・ホテル再オープン

6月6日に再オープンしたリッツ・ホテル
4年近くかけてリニューアル工事をしていたリッツ・ホテルが、再びその瀟洒な姿を現しました。
ヴァンドーム広場に面した名高いホテルだけに、1898年の創立以来、そこに滞在したのはキラ星のような人ばかり。そうした人にちなんだスペースも今回いくつか生まれ、またまた話題を呼んでいます。そのどれも素晴らしく、ひとつひとつじっくり体感したい。

とはいうものの、やはりどれもお高い。
例えば、「サロン、マルセル・プルースト」はティータイムを楽しめるけれど、約60ユーロ必要。プルーストお気に入りのマドレーヌも味わえる。「スパ・シャネル」は約300ユーロ。メインレストランは少なくとも300ユーロ、飲み物は別です。

私が早く行きたいと思っているのは「バー・へミングウェイ」。そこには彼が使用したタイプライターがあるそう。
キューバに行ったときに、へミングウェイが執筆のために泊まっていたというホテルで見たのと同じようなタイプライターなのかしら。いかにも古そうで趣があって感激したけれど。

新しく出来た中庭も宮殿の庭園みたい。すべてがゴージャス なのです。そこでランチをいただくなんて、想像するだけでワクワク。女子会のお友達と行こうかな。リッツにふさわしいお洋服で。

宿泊料は1000ユーロから28000ユーロ。
この値段なのに、予約がすごいらしい。
何しろ リニューアルオープン前から受けつけていたのです。
これに比べると日本のホテルはとっても安い。
なぜでしょうね。 これは以前から抱いている疑問のひとつ。

2016年6月10日

サッカー ヨーロッパ選手権

これが2016年の公式ボール


4年に一度開催される待望のサッカー欧州選手権。いよいよ始まります。

今回の開催国はフランス。となると、サッカーファンでもない人もフランス中でワクワクドキドキ。

 10日の開催前日の朝から晩まで、パリの上空は、ヘリコプターが旋回しながら警備。その大きな音がアパルトマンの中まで響いてきて、これがどれほど重要なイヴェントかわかります。

数日前からあちらこちらにEURO と書いてあるので、
「何で今頃、通貨のことを」
と思ったけれど、サッカー欧州選手権のことだったのですネ。お勉強になりました。

開催中、カフェやレストランでもテレビの実況中継を流し、それを見ながら歓声があがる活気があふれる日々。

試合はフランスの10都市で開催され、7月10日まで続くそう。
栄養をつけて体力を養わないと、熱気に負けてしまう。
その間にパリではオートクチュールのショーもあるし、とっても忙しい。

鉄道や航空会社のストライキは続いているし、清掃者もそれに加わり、ごみの山で歩道が半分埋まっているし、デモも下火にならない。
強い精神力が必要な国なのです、フランスは。

サッカー欧州選手権は日本でも実況中継があるのでしょうね。フランスまで来るファンもいるのでしょうね。ひとつのボールをめぐって、何万人もの熱狂の声を聞くのが私は大好き。
何だかパワーをもらえそうなのです。

2016年6月9日

パリの犬たち 81

ミニドッグってボクのことだよ。
ホーラ、見て見て。
手の中に入りそうな大きさ。
どう、びっくり?

2016年6月6日

シャンゼリゼ、歩行者天国

歩行者天国になったシャンゼリゼ。
5月から月の最初の日曜日は、シャンゼリゼが歩行者天国になっています。
当初はテロなどが心配されましたが、6月に2度目をむかえ、もうすっかり定着。
身知らぬどうしで揃って体操です。
幅広いシャンゼリゼの全ての信号を取りはずし、植木を豊富に置いてゆったりした優雅な雰囲気。
細長いテーブルや椅子がたくさんあり、友人や家族連れが楽しげにおしゃべりしながら、ハンバーグやサンドイッチをほおばっています。
ファーストフッドの屋台がいくつもあって、そのどれも長い行列。 皆、おとなしく並んでいるのは関心。中ほどでは、インストラクターが大きな声をかけなから、揃って体操をしている。
まるで、ヴァカンス気分。

巡回を続ける警官たち。お疲れさま。
ポリスも巡回しているので安心感があるし、シャンゼリゼも生まれ変わったように活気にあふれていていい。

このうように、パリは、何かしらステキなアイディアがある刺激的な街なのです。

2016年6月5日

洪水のパリ

泥にまみれた美しくないセーヌ川。
エッフェル塔も何だか生気がない。
長期化しているデモやストライキで、国が荒れているというのに、今度は洪水で大打撃を受けているフランス。
テレビニュースもその大半が暴雨、洪水の被害情報。
川と畑と庭の区別がつかないように、水が当たり一面を覆っている映像を見ると、自然の怖さがよく分かります。自然にはやはり逆らえない。人の力は自然に比べると小さく弱い。
セーヌ川を中心として発達したパリも大変。写真でパリの現状のほんの一部をお伝えします。
ツーリストもモニュメントより
歴史的な氾濫に興味があるみたい。
本来は優雅な船上生活なのに、
いつでも避難出来るようにボートを用意。
大事なバイクも同行するのでしょう。
右岸から左岸のオルセー美術館への橋も通行禁止。
美術品を避難させるわけです。

2016年6月3日

高田賢三さん レジオンドヌール勲章受章式

優等生といった表情の賢三さんと
勲章を授与するファビウス議長。
賢三さんの胸に勲章をつけ
祝福するローラン・ファビウス。

日本が世界に誇るデザイナー高田賢三さんが、6月2日、憲法評議会議長ローラン・ファビウスから、栄えあるレジオンドヌール勲章シュヴァリエを授与されました。

受賞式は憲法評議会が置かれている、パレロワイヤルの重厚な建造物内のレセプションルームで行なわれました。

栄えあるこの日、賢三さんはシックな黒い服。パリ在住50年の人にふさわしく、落ち着いたエレガンスを放っていました。
招待客は約150人。
このような立派な場での式に出席するのは初めての人ばかり。シャンデリアが煌く宮殿のような豪華なレセプションルームに、出席者の感嘆の声が舞い上がります。

その中、6時を少し過ぎたころ、憲法評議会議長ファビウスがお出でになり、賢三さんと固い握手をかわしました。
その後ふたり揃ってマイクの前に立ち、
最初にファビウス議長が言葉を述べました。

「このような栄えある場で
栄えある勲章を受章し大変光栄です」
とお礼の言葉をフランス語で述べる賢三さん。

賢三さんの生まれから、子供時代、文化服装学院入学、卒業後船で様々な国を訪問しながらフランスのマルセイユに到着。当初はパリに数ヶ月滞在する予定だったのが、結局、50年に及ぶパリ在住になったことなどを、ユーモアを織り込みながら語りました。

現在も引き続き仕事をしている賢三さんに、引退はないとも称え、出席者が、皆、うなずく、

今までの功績を語り終え、レジオンドヌール勲章シュヴァリエを賢三さんに授け、その後賢三さんがスランス語でお礼の言葉を語りました。

胸には輝かしい勲章が光り、賢三さんもいかにも嬉しそう。全身からひときわのオーラが立ち上がります。
 
盛大な拍手とブラヴォーの声が何度もあがり、たくさんのお祝いの言葉を受けた後は、カクテルです。
画家黒田アキさん、賢三さんと感激の記念撮影。

お祝いはそれで終わらず、借り切ったレストランTOYOに70人ほど集まり、お祝いは真夜中まで続きました。種類豊富なお料理、ワイン、とまらないおしゃべり。
頃合いを見計らって、電気が消えゴージャスなケーキ登場。
賢三さんが晴れやかな笑顔でキャンドルを吹き消し、軽快な音楽が響く中、ダンス、ダンス、ダンス。
誰もが賢三さんの叙勲を心から喜び、心からお祝いした賢三さん一色の日でした。

おめでとう 賢三さん!!! 
今後はシュヴァリエ・ケンゾーと呼ぼうかな。

2016年6月1日

パリの犬たち 80

夢は朝ドラ出演
ワタシのチャームポイントは何といってもお顔。
だからお写真は顔を強調して写してほしいの。
まあステキに撮れてるワン!  
ルン、ルン、ルン ♪