2019年1月25日

カルティエ、ニュ―コレクション発表

ファッション・ウィーク最中に、カルティエがハイジュエリーのコレクションを発表しました。

テーマはギャラクシー。会場として選んだのは地質学・鉱物学館。さすが宝石商の王者カルティエです。会場選びにも知性が感じられます。

ギャラクシーをテーマとしたのは、今年は人類が初めて月に到着して50周年記念の年だから、それを意識して「カルティエのギャラクシー」というテーマのジュエリーを発表したのかもと、自分で勝手に思っています。

会場は黒一色。その中に浮かび上がるジュエリーはすべて宇宙に関する作品ばかり。広い宇宙の中で貴石が輝きを放っているみたいで、ギャラクシーの真っただ中にいるように思えました。

宇宙から見る地球は何て美しい、とか、宇宙には解きかねる不思議やパワーがいっぱいある、とか、夢見心地でした。

鉱物学・地質学館内で迎えてくれる鉱物。

隕石が寄り添いながらフォルムを形成しているイメージのネックレス。
ピンクゴールド、ダイヤモンド、ムーンストーン、ミルキークォーツが
相まって描く姿が不規則なだけに、自然界の不思議が強く感じられます。

太陽、月、火星、金星、木星、土星を一列に並べたブレスレット。
それぞれのパ-ルが動く絶妙な細工が成されています。
「宇宙に行ったらこのようなジュエリーに出会えるのかしら、
手に届くところにたくさんあるのかしら。だったら行きたい」
などと、科学者がひっくり返るようなことを思いながら、
うっとり見つめていました。

遠く離れた宇宙からみると、
私たちが住む地球はこのようにカラフルなのだそうです。
それぞれのストーンが動く細工がされているそうです。

ホワイトゴールド、ダイヤモンド、ロッククリスタルなどが生み出す
究極のテクニックの置時計。


ソワレバッグにもギャラクシーのジュエリーが輝いています。
クラシックとコンテンポラリーの融合が素晴らしい。

夢のような宇宙を堪能した後は、地上に戻ってスイーツタイム。そこでいただいたスイーツも気のせいか惑星のような形。

フルーツベースのスイーツ。
ギャラクシーから降りてきたようなケーキ。

そこで、何と、先ほど鑑賞したジュエリーと同じ作品を手に取って見ることができたのです。あまりのことに恐る恐る顔を近づけてると、「お試しになりませんか?」ですって。
一瞬、躊躇。でも、こういうチャンスは2度とないと思い、「それでは」とゴージャスなブレスレットを付けていただき、高級感を体感。

まるでクライアントのように気取って記念撮影。

今年初の贅沢なひとときでした。