2020年6月2日

テラス解放。飛び交う喜び。


6月2日、待ちに待ったカフェとレストランのテラスが開放され(中は6月末)、どこもかしこも人々で大にぎわいで、パリらしい雰囲気が空まで舞い上がっていました。

このレストランは本来は左側だけなのに、
向いにあるクローズしているショールーム前も活用して、
一大テラスを展開。
好天に恵まれ29度。
ヴァカンスムード満点。
この日をずっと待っていたんだよ、
と、ワンちゃんもゴキゲン。

この日は晴天で、しかも最高気温29度。こうなるとビーチにいるような軽装になりたくなる。たとえマスクをしていても、お洒落上手なパリジェンヌが薄い布地の夏服で颯爽と歩くと、まるで動く絵画のように魅力的。

ロックダウンで売れ残った服のバーゲンが目立つけれど、パリジェンヌが優先しているのは、ショッピングではなく、友人たちとテラスでおしゃべりや食事を楽しむこと。距離を保たなければならないけれど、再会の喜びはそれを大きく超えているようです。

ショッピングといえば、2ヵ月半の間身に付ける品を何も買わないでも、結構幸せに暮らせたものだから、物に関する観念が変わったみたい。私も同じ。長い間自由を束縛されていたから、それを取り戻せただけで十分。後は、親しい人とカジュアルな雰囲気のレストランでお料理を味わえればいい。経済的不安がすぐ目の前にあるようで、高級なものから離れなければならないような空気があるのも確か。そういえば、まだクローズしたままの高級宝飾店もあるし、オープンしていても人影もまばら。

狭い歩道もテラスに早変わり。

今はひたすらテラスライフを楽しみたい。