2020年5月31日

公園もデパ-トも開いて、自由と幸せを取り戻したパリ

5月最終日曜日はフランスでは母の日。今年はその日が聖霊降臨祭の祝日とかさなるので、1週間遅れで6月7日。それに合わせるかのようにデパートも公園も再オープン。何よりのお祝いです。

パリはレッドゾーンからオレンジゾーンになり、レストランやカフェはテラスのみクライアントを迎えていいことになり、活気が蘇ってきました。消毒液やソーシャルディスタンス、マスクの規制は守らなければならないけれど、とにかく良かった。心が浮き立ってとてもアパルトマンの中に閉じこもっていられず、早速探検。

行き先は・・・もちろん、デパート。ショッピング大好きな私にとって、デパートは何でもある宝庫なのです。ショーウインドウでは華やかな色が競い合っている。そのすべてにWELCOMEと大きな文字が書かれている。それを見るだけでロックダウンの苦労が吹き飛んでしまいます。

早速、張り切ってギャラリ―・ラファイエットへ。
楽しさが弾んでいるようなショーウインドウ。

ルイ・ヴィトンの特設ブースが入り口で待っています。
この中にはビーチで使用するアイテムがいっぱい。
早く海に行きた~い。

一歩中に入るとルイ・ヴィトンの特設ブースが目の前にあり、海がテーマで足元には砂浜が描かれ、中にはビーチ製品がずらり。夏のヴァカンスのためなのでしょうが、ロックダウンから解放された爽やかさが感じられ、さすがルイ・ヴィトンと感心。通常、中国人が長い行列を作るシャネルやディオールの前はガラ空き。経済にまったく知識がない私でも、これは大変、フランスはどうなるのと急に心配になったほど。

グルメ館は大変な賑わい。
「母の日」のためのスペシャルケーキがステキすぎる。

その斜め前にあるグルメ館は、スイーツを売るコーナーの前に大勢の人が並んでいて、今度は逆に幸せ気分。販売員もクライアントも、皆、マスクをつけていて、安心してお買い物を楽しめることが確認できたのだから、来週もパリ探検を続けよう。

夜は民間ロケット、クル―ドラゴン打ち上げの実況中継を見るために、テレビの前に釘付け。複雑な宇宙もロケットもさっぱりわからないけれど、歴史的瞬間を見逃したくないと、興奮しながら見ていたのです。カウントダウンが始まり、勢いよくロケットが空に向かって打ち上げられた時の感激はひとしお。チェレンジ精神と科学技術の凄さに圧倒された忘れがたい出来事でした。