2020年5月8日

外出禁止令緩和の概要

5月11日から緩和される外出禁止令に関する具体的な方針を、7日夕方、フィリップ首相をはじめ各大臣が発表しました。

コロナウイルスの感染状態、集中治療を必要とする人数、受け入れ態勢などから、危険がある地域をレッドゾーン、それ以外をグリーンゾーンに分け、それに応じて緩和の内容が異なるのです。レッドゾーンは東北部とパリ近郊のイル・ド・フランス。

レッドゾーンのパリは・・・

✿自宅から100キロ以内の外出は証明書なしでいい。
✿公共の交通機関、メトロなどを使用する場合、ラッシュアワ―の時間帯には雇用者の証明書携帯が必要。
✿公共の交通機関内ではマスク着用。

違反した場合には135ユーロの罰金。

一番うれしいのは100キロ以内の移動に証明書なしでいいこと。今までは外出の度に目的と出発時間を書かなくてはならず、1時間以内、1キロ以内と制限されていたので、正直言って面倒だったのです。それが外出する回数を少なくする政府の目的でもあったのです。違反は135ユ-ロと高い。これは効果を生んだはず。それがなくなるだけで大きな開放感、自由を感じるほどうれしい。

レストラン、カフェ、美術館、劇場、公園などの閉鎖は当分の間続き、様子を見ながら段階的に決めるそう。皆が規則を守り、ウイルス感染者が増えなければ再オープンできるのだから、頑張ってほしい。優等生であってほしい。

制限解除の後もテレワークを薦めていますが、やむを得ず仕事場に行かなくてはならない人の中には、バスやメトロを避けて自転車で移動する人が急増し、自転車が飛ぶように売れているそうです。スクータ―も人気。制限解除で最初にしたいのは何?と質問された人の半数以上が美容院に行くこと。ごもっとも、ごもっとも。

もうじき人や車、自転車でにぎわうようになる大通り。
5月11日が楽しみ。

我が家のベランダのゼラニュウムも、
きれいなお花を咲かせて待っています。

パリに活気が戻る日は間近。お花もきれいに咲いているし、お天気もいい。一致団結してコロナウイルスに勝ちたい。