2020年8月16日

アイディア競うテラス・レストラン

 コロナウイルスの感染防止のために、レストランが長い間クローズされ、6月上旬から屋外のテラス席ならOKとなり、今ではそれがすっかり定着。当初はテーブルとイスを恐る恐る並べるだけだったのが、それが予想以上にパリ市民に好評で、自信を得たのか日を追って席が増え、歩道も車道もテラス・レストランに変貌。パリ市が許可したのだから遠慮することなどない。最大に活用すべきなのです。

場所によっては歩行者が体を横にするほど、びっしりテーブルやイスが置かれている歩道もある。車も当然注意しながらノロノロ運転だし、オートバイも音を出さずにゆっくり走る、というよりただ動かすだけ。そのために騒音が少ないし、気のせいか空気も澄んでいて気持ちいい。

パリにいながら青空の下で解放感を味わいながらの食事は最高。まるでリゾートにいるみたい。今年は夏のヴァカンスに行かないパリジェンヌ、パリジャンも多いから、パリのレストランは割といい業績をあげているようです。

この困難な時期でも人生を楽しむ喜びを味わってと、テラスにオリジナリティあるアイディアを発揮しているのは、さすがアール・ド・ヴィーヴルを心がけているパリ。趣向を凝らした「つかの間のテラス」は、見て回るだけで心が躍ります。現時点ではテラス・レストランは9月末まで許可されていますが、延長することも考えられるとイダルゴパリ市長。今のところ賛否両論。

ロマンティック好みの人にぴったり。

宮殿の庭園にいる錯覚を起こすほどエレガント。
歩道にいるのを忘れます。

パリ・シックの良き見本。
白いパラソル、白いテーブルとイス、白いお花。
シンプルの中に本物のエレガンスがあるのです。

友人や家族で気軽にお食事を楽しめる
カジュアルなアンビアンスもいい。