Rendez-Vous(ランデヴー)展と呼ばれるこの展示会は、毎回開催場所が異なり、今回は一体どこでどのような演出?と期待に胸が膨らみます。
パリコレ最中の3月5日、招待状に記されている住所に向かって中に入ると、
一見して18世紀の大邸宅だったことが分かる瀟洒な建物。
壁や天井にきめ細やかなリリーフが施され、歴史を刻んだ大理石の暖炉と、その上の大きな鏡、天井にはもちろんシャンデリア。貴族的な雰囲気漂う複数のサロンで、カルティエが誇る作品がひときわの輝きを散りばめます。
ご覧のとおり、18世紀の貴族の大邸宅の趣がいっぱい。 |
一見してカルティエのクリエーションとわかる、ソワレバッグ。 力強く、それでいて品格があるパンテール。現代女性にぴったり。 ブルーがサファイアを思わせます。 |
こちらもパンテールが主役のバッグ。 じっと見つめる知的な瞳からパワーをもらえそう。 |
歴史的インテリアの中で生きる ジュエリーのコンテンポラリーな展示方法。 違和感を感じないのが不思議。 |
時計を展示しているサロンでは、 光が放射線状に飛び交い、別次元にいるよう。 |
しばらく見とれていたほど幻想的。 まるでギャラクシーを見る思い。 |
ひときわの関心を呼んでいた伝説の時計サントス。 1904年に最初のサントスが生まれたとの説明がお隣に。 |
感嘆を独り占めするハイジュエリー。 何と気品ある配色でしょう。 見ているだけで感性が磨かれる感じ。 |
サングラスの展示法もオリジナル。 実際につけて記念撮影をする人が結構多かったけれど、 私は別の所で・・・ |
そう、この方と一緒のお写真をと思ったのです。 将軍のラファイエット侯爵です。 この大邸宅のオーナーだったのは実はこの方なのです。 ラファイエット将軍は ルイ16世の時代のアメリカ独立戦争に参加した英雄。 後年、革命が起き、大勢のパリ市民がヴェルサイユ宮殿に押しかけ、 暴徒と化した彼らと国王一家の間を取り持った重要人物。 高位の貴族出身なのに自由主義者でした。 |
奥まった所にある図書室には 高貴な女性の大理石の胸像が飾られていて、 そこで楽しいビュッフェ。 |
記憶の奥深くにいつまでも残る展示会でした。
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