2020年1月9日

ヘンリー王子夫妻の発表。80年前にも似たようなことが。

イギリスのヘンリー王子夫妻が、高位王族から退きイギリスと北米で暮らす発表をしたと報道で知った時、まず、頭を横切ったのは約80年前のウインザー公爵夫妻のこと。

イギリス国王の座を退位したエドワード8世。
アメリカ女性シンプソン夫人。

エドワード8世が国王の地位を捨てて結婚した相手ウォリスは、ヘンリー王子の妃メーガンと同じアメリカ女性。二人とも離婚歴があり年上なのも共通点。

こうして見ると、イギリス王族とアメリカ女性の結婚は、イギリス本国でスムーズに行かず、世界を驚愕させる結果を生むように思えてなりません。アメリカ女性の明るいオープンマインドは、何世紀にも渡る伝統に包まれて育つ若い王子には、その束縛からの解放であり、明るい自由な未来が確約されているように思え、格別な魅力を感じるのかも知れません。


エドワード8世はウォリスへの愛のために王位を捨てウインザー公爵となり、ヘンリー王子も愛するメーガンの希望で今回の決意を固めた可能性もある。これがイギリス国民に受け入れられないとしても、アメリカやカナダは王子夫妻を大歓迎するだろうし、ウインザー公爵夫妻が生涯を閉じたフランスも、革命を起こした国でありながら、あるいはそれだからこそ王家物語りが大好き。元王族、元貴族をもてはやす人は王室がない国ほど多いのです。

今後の展開が私も気になっています。