フランスの「母の日」は5月最終日曜日で、今年は29日。
この日にお花をプレゼントするのは、昔からの習慣。日本のようにカーネーションではなく、バラが圧倒的に多い。それも、愛を表す赤。バラの次に人気があるのはアジサイ。カーネーションはヨーロッパの国では、お供えのお花なので気を付けなければ。お食事などに招待されたとき、カーネーションを持っていかないこと。
子供たちが絵を描いてプレゼントすることもあるし、家族揃ってレストランに行くのもクラシックなお祝いの仕方。
テレビや街中で香水のパブリシティが増えるのも、例年のこと。特にテレビでの広告は、異常なほど多い。しかも、続けざまに流すので、まるで香水のコンペティションみたい。
花園のようなウインドーが道行く人の足を止める、老舗の香水店ゲラン。 |
シンプルなボトルとミステリアスな香り。 鬼才セルジュ・ルタンスの香水「フェミニテデュボア」が誕生して30年。 その記念の限定エディション。 |
有名なメゾンの香水もいいけれど、「あなただけの特別なフレグランス」を調合してくれる香水店が、最近ますます人気を呼んでいます。個性を重んじるパリジェンヌは、誰も彼もつける香水では満足しない。たしかに香水は、その人が立ちさった後も香りを残し、アイデンティを表現することもあるのだから、こだわるのもよくわかる。
小さいながら、ひと目をひくディスプレイ。 色使いがおしゃれ。 |
天然香料にこだわる、自然派のフレグランス専門店が かなり増えている。 |
香水をプレゼントするのは母の日とクリスマスが圧倒的に多い。でも、いつも思うのです。香水を洋服のようにコロコロ変えるわけにはいかない、と。だから、プレゼントする相手が愛用している香りをしって、それと同じのにするのがいい。
それにしても、フレグランス専門店がますます増えているパリ。心地よい香りが心を癒してくれるのはたしかだから、いろいろな出来事で疲れている現代人にとって、欠かせない存在かもしれない。
テレビや雑誌だけでなく、バス停にも香水のパブリシティ。 |
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