フランスの運命がかかっている総選挙の一回目の投票は、いよいよ明日。政治にはあまり関心がない私でさえも、今回はすごく気になって連日各党の演説や動きを朝からチェック。テレビでの各党の代表の討論会も最後まできちんとみる。会話は文化であると言い切るフランス人のこと、皆、雄弁で、他の人が話している間にも割り込むので、声が重なって聞き取りにくい。にもかかわらず、何とか内容を把握しようと努力するので、とても疲れる。
コンコルド広場に面した国会議事堂。 ここの577の議席を争う総選挙は、いまだかつてないほどの関心を呼んでいます。 極右政党が政権を握る可能性が強いので、それを阻止する運動が 毎日のように各地で行われているフランス。 |
とにかく、極右政党が他を引き放してトップに立っているのが、大きな不安を国に与えている。これに危険を感じる俳優やスポーツ選手が、極右翼が政権を握るのを断固阻止しようと呼びかけてさえいる。アヴィニョン・フェスティヴァルのデイレクターは、もし極右政党が政権を握ることがあったら、アヴィニョン・フェスティヴァルが革命フェスティヴァルになるとさえ言っている。とにかくいまだかつてない緊張感がある総選挙。
それも、もちろん話題になったけれど、私たち女性はモードやジュエリー、ペットの話にも花を咲かせてリッツ・パリで楽しいランチ。選挙の影響がどのような形で出るかわからないから、その前にパリから脱出、などと決意している友人もいます。私? 私は・・・パリにいます。
話題豊富なランチ。 私の本の宣伝もして下さるという、ありがたい友人たち。 |
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