2014年1月24日

ル・ムーリス アラン・デュカスで絶品を味わう


婦人画報編集長、出口由美さん
パリの真っ只中にあるパラス・ホテル、ル・ムーリス内のレストラン、「ル・ムーリス アラン・デュカス」は、さすがフレンチの巨匠ならではの逸品ばかり。見た目も美しいし、一口味わっただけで、体中の細胞が大喜びしているのがよくわかるほど。

ノーブルなインテリア
素材の選択、アイディア、熟練の技が相まって生む一品一品が、まさに芸術。
フランスが世界に誇る歴史ある文化であることを心から納得。

レストランの装飾もまた素晴らしく、ヴェルサイユ宮殿の「平和の間」をイメージした息をのむほどの豪華さで、王妃とはいわないまでも、貴族夫人になった錯覚を起こさせるほど典雅。
黒服に身を包むイケメンが、微笑を浮かべながら丁重に接待してくれるのですから、いつまでもそこにいたいほど居心地がいい。

中央にはフィリップ・スタルクによるクリスタルの大きな装飾があり、一角にはワインカーヴもある。窓の外にはチュイルイ公園が広がっている。いうことなしです。

3種類のチョコレートのデザート
オードブルは帆立貝と黒トリフ。これがまた素晴らしく、温かいのと冷たいのと2種類。
メインは出口さんが子羊で私は舌平目。
さらにチーズを3種類ずつ。
シャンパン、白ワイン、赤ワインとドリンクもそのたびに変わります。
その後のデザートはおすすめのチョコレート。これがまたまたびっくりで、3種類も出てくるのです。
驚きはそれで終わらず、ハーヴティーを頼んだら、何とワゴンに本物のハーヴをのせてきて、どれにしますか、ですって。
すごいですね。

すべてが洗練されていて、パリをしっかり体感させてくれるレストランです。
チャーミングな出口由美さんとの忘れえぬディナーで
おしゃべりがはずみ3時間半もの楽しいときを過ごした1月23日のことでした。

様々なハーヴをワゴンにのせてくる演出がステキ。
新鮮な香りが舞い上がり心地よさ満点