モスクワ遠征に大敗し、 厳しい寒さの中フランスに戻るナポレオンと兵士たち。 |
無謀なモスクワ遠征に大敗し、冬の身を切るような寒さの中、祖国に戻る途中で悲惨な最期を遂げたナポレオン大軍団の兵士たち。
そうした兵士たちの遺骨が、ドイツのフランクフルトで見つかったと発表。工事中に見つけた遺骨は200体。衣類のボタンから判明したもので、1813年に埋葬されたと推測されています。
屈辱的敗北の後、寒さ、空腹、疫病、疲労と戦いながら、ひたすら故郷を目指し、それが叶う前に消えていった兵士たち。21世紀にこのような形で発見されると、歴史が身近に感じられ、感慨もひときわです。