赤のグラフィックデザインを描いた パネルに守られる芸術橋。 |
恋人たちが愛を誓って南京錠を橋の欄干につけ、その鍵をセーヌ川に投げ捨て、愛が永遠に続くようにと願うのが始まったのは2008年頃。
そのほとんどが、パリに来た記念にというツーリスト。
最初の犠牲の橋が芸術橋。
それがどんどん広がって、あちこちの橋に南京錠のオンパレード。
芸術橋の反対側は青いパネル。 その手前の木の歩道の欄干が新たな犠牲者。 赤と青はパリ市の色なのです。 |
そのあまりにも多い数に橋が耐えられなくなり、危険なためにすべて除去。
これ以上犠牲にしてはならぬと、グラフィックアートのパネルを、橋の両サイドにはって何も掛けられないような処置を取ったパリ。
そうなると橋の近くの欄干に移動し、あいかわらず南京錠がキラキラと異常な輝きを放っています。こんな光景はパリのシックな街並みに合わない。
パリは世界でもっとも美しい街。それを損なわないようして欲しいと願うばかり。
フランス最後のブルボン王朝を築いた アンリ4世の騎馬像の鉄柵にまで・・・・ 美感が損なわれて心が痛みます。 |