2016年9月22日

日本が世界に誇る美

華やかな鏡開き。
右端は大谷暢順本願寺文化興隆財団理事長。
左端は理事長夫人、そのお隣に節子さん、中央は佐藤ユネスコ日本大使。
ユネスコ平和芸術家として長年活躍なさっている節子・クロソフスカ・ド・ローラさんからお誘いを受けて、ユネスコ本部で催されたイヴェント「日本の美と心の再発見」に、友人の多津子さんとご一緒に出席させていただきました。

本願寺文化興隆財団が主催する今回のこのイヴェントは、日本の祭りに焦点を当て、コンサート、講演、宮廷装束十二単ショー、シンポジュウムなど多彩で、日本人の美に関する特有のデリケ-トな感性をアピールすることを目的としています。
儀式のような厳かな十二単の着付け。

最近ますます日本への関心が強まり、 歴史を読み返したり、文化工芸品を観賞したり。着物も機会があると出来るだけ着るようにしているほど、日本に想いを馳せています。  幸いなことに毎月送ってくださる女性誌が数冊あるので、日本の最新情報もしっかりつかんでいます。
ページを開くたびに、
「日本人の美点はこういうことなのだ」
「日本人としてこんなことも知らなかったなんて、恥ずかしい」
 季節ごとに変わる美しい風景を見ると
「日本の自然にはやさしさがあっていい。包まれるような暖かさがあっていい」
とひたすら見入り、日本賛美に走る私。

ゆっくりと歩を進める姿から
日本の伝統文化の素晴らしさがほとばしります。
今回の本願寺文化興隆財団主催のイヴェントは、三味線と尺八のコンサートで始まり、「鏡開き」、大谷暢順財団理事長の「日本の祭り」に関する講演がありました。財団理事長はフランス文学者としてフランスで高い評価を受けています。講演は流れるような素晴らしいフランス語でした。

その後は舞台の上で十二単の着付け。着物を一枚ずつゆっくりと重ねていく様子は、まるで儀式のようのに厳か。煌びやかで京都の雅の世界に浸っているような感慨を味わいました。いろいろと学ぶことが多い有意義なイヴェントでした。