2015年5月1日

スズラン祭

スズランがいっぱいの
爽やかなチョコレートのお店

5月1日は、メーデーの日であり、スズラン祭の日でもあるフランス。
街のいたるところでスズランが売られる写真は、もう何度かブログにのせたので、今年はスイーツのお店の飾りの写真を楽しんでください。 

それにしても、スズランは可愛いいですね。 本当に鈴のようで、しかも小さいから好感が持てる。 幸せを届けたい人にプレゼントするのが慣わしですが、それを思いついたのが国王だったことに、フランスならではのお洒落なエスプリが感じられます。

可愛いディスプレイが人の足を引き止めます。
その国王はカトリーヌ・ド・メディシスの息子シャルル9世。宮廷のご婦人方に贈ったというから、ますます素晴らしい。
そうした彼が後に、激しい宗教戦争のもとになるプロテスタント虐殺を命じたなんてとても信じられない。

そんなことも知らずに、短い命だけれど精一杯きれいな姿を見せてくれるスズラン。
純白を表す白と、希望の象徴のグリーン。
 清々しい香りは万人に好かれます。

毎年このスズランを目にすると、春が本格的と感じるのに、今年はどうしたことでしょう、と暖房が入ったアパルトマンで考えています。