その中を、気温がパリよりさらに低いヴェルサイユ宮殿へ。
午後のすいている時間を選んで行ったかいがあり、わりとゆったり見学。
この宮殿も変わらないようで変わっているのにびっくり。
修復工事がいろいろな箇所で行われていて、ルイ14世の怒りにふれないか心配なほど。
プティ・トリアノン庭園内にある「愛の神殿」 |
「愛の神殿」に近寄ったそのとき、なにやら雑草の中で動くものが。
「君の名は」 「ヌートリアだよ」 |
「君の名は?」
と聞いても返事がない。
あたりに不審者がいないかキョロキョロ見回しながら、食べてばかりいる。
手前の小川ではカモたちが優雅に泳ぎます。 |
これほどの人気者が一体何者か知りたくて仕方ない私は、ついにフランス人に聞いてみる。
またたく間に謎は解明。
「ヌートリアといって、ネズミの一種です」
博学なフランス女性から教わりました。
プティ・トリアノンのマリー・アントワネットの寝室から、 ロマンティックな「愛の神殿が」見えます。 王妃はどんな思いでこの神殿を見ていたのでしょう。 |
でも、まさか プティ・トリアノンの庭園でヌートリアに出会えるなんて思ってもみなかった。
調べてみると、水辺に生息し、泳ぎが上手で草や野菜を食べるそう。
大きいのは50cmもある。畑を荒らす悪さがあるようだけど、初めて見るヌートリアはとてもかわいかった。
大発見があった日でした。