アーヴル-コマルタン (3,9号線)
オスマン通りに面したデパート、オ・プランタンに行く人が主に利用するこの駅は、
二つの名前からなっています。「アーヴル」と「コマルタン」です。
「アーヴル」はノルマンディー地方の港ル・アーヴルのことで、「コマルタン」は旧体制の有力な貴族の名前です。
1847年、 ルアンからル・アーヴルまでの鉄道開設を祝うセレモニーが行われました。 |
1847年のル・アーヴルの駅。 |
この案が実現されたのは1847年。これによってサン・ラザールからル・アーヴルまでの228キロメートルの長い鉄道が生まれました。
これにちなんでサン・ラザール駅前の道路がリュー・デュ・アーヴル(アーヴル通り)と名づけられ、その近くのメトロなのでアーヴルの名が選ばれたのです。
それに平行する道路は、コマルタンという貴族の命令で1780年に造られたコマルタン通りだったために、アーヴルと一緒になってこの駅名が生まれました。
邸宅が多かったコマルタン通り。 |
今でも良き時代の面影が随所に残っています。 |