2017年1月27日

高級なジュエリーに心を奪われた日

毎年1月と7月のオートクチュールウィークには、ファッションだけでなく、ハイジュエリーのニューコレクション発表もあり、ひときわの華やぎを四方に放つパリ。

ブシュロンのアイビーをテーマとしたゴージャスなネックレス。
こうした夢のようなジュエリーを見ていると、例年にない寒波も気にならない。それが女性というもの。

シャンデリアが輝く階上のサロンの壁には、
今回のジュエリーテーマのアイビーが飾られ、自然の中にいるようです。
皆、コートの襟を立てながら、足早に数件のジュエリー店を回り、ニューコレクションにため息をつく。かつて豪奢な邸宅だったブティックの上階で、ドリンクとおつまみのサーヴィスを受けながら、ハイジュエリーを目の前て観賞するのは、ほんとうに心地よい。

ショーメのメインテーマはリボン。
ホワイトダイヤモンドとピンクダイヤモンドが微妙に絡み合う、
アシンメトリーなデザインが限りなくコンテンポラリーで、躍動的。
宝石が放つキラメキは体の奥深くまで届き、刹那的ながら、自分がいつもより高級になったような錯覚に浸れる。

「ピアノの詩人」ショパンが暮らし生涯を閉じた部屋かと思うと、
感慨もひとしお。ナポレオン皇帝ご用達だったショーメならではのサロンです。
これって、精神にとてもいいと思う。 精神にいいことがあれば、体にもいい影響を与えると信じ、こうしたお誘いにいそいそとこまめに顔を出すのです。、