2021年3月12日

東日本大震災10周年記念、フランスでも大々的に報道

 世界中を震撼させた東日本大震災が起きて、今年は10周年の年。フランスではテレビで大きく報道し、新聞「ル・モンド」も「ル・フィガロ」も数ページに及ぶ特集を組み、週刊誌「パリ・マッチ」は、8ページにわたって復興の詳しい状況などを伝えています。

マクロン大統領は3月11日に、日本、フランス、EUの旗の前で、ビデオメッセージで日本人に語りかけました。

被災者たちに心を寄せているという言葉で始まり、試練に見舞われた人々の勇気を称え、復興への力強さに敬意を払い、活気を取りもどす努力をしてきたことを高く評価していました。それは希望を与えてくれるとも語っています。現在コロナウイルスと戦っている我々に、それを乗り越える力を与える、希望のメッセージでもあると述べています。一緒に未来に目を向けよう、「皆さんと一緒に、未来を」

この力強いメッセージは、決して儀礼的でも、表面的でもなく、マクロン大統領の心の底からの言葉だと、語りかけ方から伝わってきました。セーターとジャケットのラフな服装だったのも親しみやすく、温かみが感じられました。

世界中に一刻も早く平穏な日々が訪れますように・・・