まず、外出の際に携帯すべき証明書が問題。
外出が禁止されている19時から翌朝6時以外は、外出時間に制限ないとカステックス首相が発表したのだから、証明書は、以前のよりずっとシンプルになるとばかり思っていました。それが、逆に、外出理由の項目が増えていて、ナンと2ページもある。これを外出の度に印刷して、該当する項目に印をつけ、住所、氏名、生年月日まで入れて持っていなくてはならないのは、なぜ、と単純に思ってしまいます。
時間制限がないのなら、外で何をしようが個人の自由ではないか、というのが多くの人の意見。私は家でグツグツ文句を言っているだけだけど、「バカげている」と声にする人たちのお蔭で、政府も矛盾に気が付いたのか、急遽変更。結局、証明書は必要なく、身分証明書だけでいいそう。
わずか数時間後に取りやめるとは、いかにもフランス人らしいし、即刻、国民の意見を取り入れる柔軟性は見上げたもの。
生活必需品を売るスーパーや店舗、薬局のほか、今回は書店もオープンしていいことになった、ずいぶん理解あるロックダウン。不思議なのは、それだけで終わらず、今度は美容院、チョコレート店、眼鏡店、フラワーショップもOK、とだんだん増えていること。これで本当にロックダウン? と思えるほど寛大。内心、大丈夫かとちょっと心配。
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