議会が王政を廃止し、 共和国になった宣言を聞くルイ16世。 左は失意のマリー・アノトワネットと王妹。 |
ランスでの戴冠式。 |
「ルイは死ななければならない。国のため、人類のため、ルイは処刑されなければならないのだ」
と同士たちに力説していました。
王政が廃止されたことによって国王ルイ16世は王座を失い、ルイ・カペーとなり、フランスは共和国となったのです。
戴冠式で使用した国王の特別馬車。 |
若き日のロベスピエール。 |
この栄えある戴冠式を終え、パリに到着した際に、国王夫妻に祝福の言葉を送る代表に選ばれたのは、弁護士を目指していた、若きロベスピエールでした。
彼はフランスでもっとも優秀な学校ルイ・ル・グランの、将来有望な生徒と見られていたのです。
あまりにも名誉ある役割を果たしたロベスピエールは、感激で震えていたという記録があります。
その彼が過激派のリーダーとして、恐怖政治を行なうようになるのです。