2016年10月24日

黒田アキさんと「ハムレット」

黒田アキさんの絵が語る「ハムレット」
迫力満点。シェイクスピアの名作を異なった感覚で味わえます。
2016年はシェイクスピアが生涯を閉じて400年の記念すべき年。
学生時代に4大悲劇に感激して何度も読んだし、映画も観たし、バレーやオペラも鑑賞した好きな作家。

ギャラリーでのヴェルニサージュ。
アキさんの「ハムレット」の原画がたくさんあって、心がときめきました。
そのシェイクスピア没4世紀記念のために、フランスの大手出版社ガリマールが、画家黒田アキさんに「ハムレット」に関する絵を依頼。アキさんの解釈による絵がたくさん入ったフランス語の「ハムレット」を発行するなんて、何て素晴らしいアイディア。

夏前から、アキさんからお話を聞いていたので、発売をとても楽しみにしていました。それがついに実現。

レストラン・バー、Yeeelsでサイン会とカクテル。
パリの中のニューヨークといった感じ。
アキさんの作品がここにも多数展示。
まず10月20日、 バック通り近くのギャラリーで、数点の原画展示のヴェルニサージュ。原画が想像以上に大きくてびっくり。もっとも、アキさんの作品はいつも大きい。
引き続き23日、ジョルジュサンク通りの話題のレストラン・バーYeeelsでサイン会とカクテル。
もちろん両方に行きました。

Yeeelsは壁に絵が展示してあるだけでなく、
テーブル上にもアキさんの作品が並んでいます。
アキさんの絵は自由と楽しさが漲っていて大好き。本人も冗談がお上手ですごく楽しく、それが作品に表れているのかも。限りなくコンテンポラリーで、限りない未来があるようで、見るたびに心が躍ります。
絵は高すぎてとても買えないけれど、本だったら私の予算内。仲良く記念撮影もしたし、デッサン入りのサインもいただきとっても幸せ。

こんなステキなデッサン入りサイン。
大切にします。私の宝です。

アキさんとは縁があるようで、カフェ、レストラン、バスの中などで偶然お会いすることもあるし、大使公邸のディナーやレセプションでも何度もご一緒。
アキさんのこの「ハムレット」は、文字を読まず絵を見ているだけで細胞が活性化します。他の作品も同じようにアキさんの絵を入れて欲しい。何しろ400年以上の積もり積もった埃を一掃したように快適な本なのです。