フランクリン D. ルーズべルト (1,9号線)
第32代アメリカ大統領フランクリン・デラノ・ルーズベルトの名は、この駅と、そこからセーヌ川まで続いている道路名にもなっています。高級ブティックが並ぶモンテーニュ通りも、この駅からのびていて、あたり一面に気品が漂っています。
第二次世界大戦中のアメリカ大統領フランクリン・ルーズベルト。 |
そのドイツ支配から祖国を解放しようと、フランス国民の間でレジスタンスが結成され、イギリス、アメリカを筆頭とする連合軍も全面的に協力。1944年6月6日、連合軍はノルマンディー上陸作戦を成功させ、パリへと進軍しながら、次々と町や村をドイツ支配から解放していきます。
ナチス・ドイツ支配から解放され、 シャンゼリゼでフランス軍を熱狂的に迎える市民たち。 功績をなしたド・ゴールを称える「ド・ゴール万歳」の文字が見えます。 |
フランスが自由を取り戻すのに貢献をなしたアメリカ軍は、 8月29日にシャンゼリゼを行進。 |
彼の名がメトロの駅名になったのは翌年10月で、それ以前はマルブフという名でした。マルブフは17世紀を代表するバロックの詩人で、彼の名はフランクリン・D・ルーズベルト駅近くの道路名として残っています。